投稿日: Sep 24, 2020
Amazon CloudWatch Synthetics は、AWS X-Ray トレースを埋め込むことでデバッグ機能を強化し、「カナリアラン」をトレースして失敗の根本原因を特定するのに役立ちます。カナリアでトレースが有効になっている場合、カナリアによる呼び出しに対してトレースが送信されます。トレースが有効になっているカナリアは、トレースが有効になっている他のサービスやアプリケーションにリクエストを送信しない場合でも、CloudWatch ServiceLens と AWS X-Ray の両方のサービスマップに表示されます。
カナリアは、エンドポイントと API を監視するための、スケジュールに従って実行される設定可能なスクリプトです。カナリアは、顧客と同じルートを辿り、同じアクションを実行します。これにより、アプリケーションに顧客のトラフィックがない場合でも、カスタマーエクスペリエンスを継続的に検証できます。
この機能を使用すると、アプリケーションのエンドエンドビューを取得して、カナリア実行の失敗の根本原因を特定するのに役立ちます。さらに、本機能はパスで呼び出されたすべてのサービスの全体像を提供します。Amazon CloudWatch Synthetics で AWS X-Ray の使用を開始するには、Synthetics カナリアによって監視されているアプリケーションに対して、Canary を作成するのページで「アクティブトレース」オプションを有効にします。アクティブトレースを有効にすると、カナリアの詳細ページに新しい「トレース」タブが追加されます。このタブでは、失敗したカナリアの実行に関連するトレースを選択でき、失敗の根本原因を明らかにし、影響を受けるサービスを特定します。CloudWatch Synthetics で作成したカナリアは、ServiceLens の Service mapにも表示されます。この Service map では、各カナリアの実行に関連するレイテンシとエラーが強調表示されます。
本機能は、CloudWatch Synthetics が利用可能な 24 の AWS リージョンすべてで利用できます。本機能の詳細については、AWS CloudWatch Synthetics のドキュメントをご覧ください。料金については、Amazon CloudWatch の料金を参照してください