投稿日: Oct 5, 2020
本日、AWS と Grafana Labs は AWS X-Ray データソースプラグインをリリースしました。Grafana の最新リリース (バージョン 7.2.0 以降) を使用すると、パフォーマンスの問題をトリアージするために、AWS X-Ray トレースを Grafana ダッシュボードで直接視覚化できます。
AWS X-Ray は、マイクロサービスアーキテクチャを使って構築されたものなどの分散型アプリケーションを、デベロッパーおよび DevOps エンジニアが分析してデバッグするために役立ちます。Grafana は、オープンソースの視覚化および分析ソフトウェアです。監視データの保存場所に関係なく、当該データのクエリ、視覚化、アラート、および調査を行うことができます。
今回のリリースでは、チャート、グラフ、およびアラートを通じて Grafana で提供される分析と高度な視覚化を使用して、AWS X-Ray を使用してインストルメント化されたアプリケーションを監視できます。Grafana Explore ビューを使用して X-Ray トレースを分析し、エラー率や障害率の増加などのパフォーマンスの問題をトリアージし、問題の根本原因を特定し、影響を受けるエンドユーザーを特定できます。今回のリリースでは、Grafana ダッシュボードの X-Ray トレースデータを、Grafana の既存のアラートおよび通知機能とともに使用できます。トレースタイムラインを表示して、各サービスで費やされた時間を決定し、アップストリームおよびダウンストリームサービスでのエラーの影響を表示できます。
AWS X-Ray データソースは、X-Ray が利用可能なすべての AWS リージョンにおいて、X-Ray と互換性があります。X-Ray の可用性については、AWS リージョン表をご参照ください。
Grafana を使用した AWS X-Ray によるアプリケーションインストルメンテーションの分析とデバッグに関するブログ投稿をお読みください。詳細については、What’s New in Grafana v7.2 または Grafana のドキュメントをご覧ください。