投稿日: Oct 13, 2020
AWS Elemental MediaLive Statistical Multiplexing (Statmux) は、MPEG-2 エンコードのサポートを開始しました。現在、配信者は AWS Cloud を使用して、MPEG-2 エンコードを実行し、コーデックサポートが制限された状態でレガシーデバイスをフィードすることができるようになりました。顧客やパートナーのデコーディングデバイスで、高価なアップグレードを行う必要はありません。MediaLive Statmux は、これまで AVC および HEVC コーデックをサポートしていましたが、今回 MPEG-2 をサポートするようになりました。これにより、配信者は MediaLive Statmux を使用して、顧客に接続するデバイスの大半にアクセスすることが可能になりました。
新しいコーデックサポートに加えて、Statmux のビデオ品質が全てのコーデックで向上しました。ビデオ品質の向上により、同じ multiplex を使ってより多くのチャネルを配信することができます。以前のレベルと比較して、AVC および HEVC プログレッシブビデオのビットレートが 5~8% 、HEVC インターレースチャネルのビットレートが 25% 下げることができます。HEVC のインターレース動作が大きく改善したことにより、配信者は MediaLive Statmux を使用して、より効率的にSD または 1080i HD フォーマットでコンテンツを配信できます。
さらに、MediaLive Statmux では、チャネル間の優先度制御がサポートされるようになりました。チャネル設定を調整したりチャネルを再起動することなく、異なるチャネルのビデオ品質を微調整できます。
AWS Elemental MediaLiveは、ブロードキャスト級のライブ動画処理サービスです。テレビ放送やインターネット接続のマルチスクリーンデバイス (インターネット接続対応の TV、タブレット、スマートフォン、セットトップボックス) での配信用に、高品質なライブ動画ストリームを作成できます。
MediaLive が利用可能な AWS リージョンの一覧については、AWS リージョン表をご覧ください。