投稿日: Oct 7, 2020
AWS Elemental MediaConvert が、InSync FrameFormer フレームレート変換のサポートを提供するようになりました。この機能を使用すると、InSync FrameFormer テクノロジーを使用して、国際放送フレームレート間、または放送フレームレートとフィルムフレームレート間で、放送品質のモーション補償フレームレート変換を実行できます。これにより、複雑なフレームレート変換が必要な場合でも、高品質の動画出力ファイルを作成できます。
高品質の動画フレームレート変換は困難な作業です。フレームが複製または削除されると、動画内の動きが途切れるように見える場合があり、2 つのフレームを組み合わせると、フレームの動画品質が低下する可能性があります。ソース動画は、テレシネまたは逆テレシネ操作の後に一緒に編集される可能性もあり、その結果、再生速度に一貫性がなくなります。InSync FrameFormer は、隣接するフレームを分析し、動画内の動きを検出し、新しいフレームの表示タイミングを考慮して画像をブレンドし、画質を維持することで、このような問題の解決に役立ちます。FrameFormer により、動画の動きがスムーズで一貫性が保持され、シーンの境界が明確に分離されます。
InSync FrameFormer は、現在 AWS Elemental MediaConvert でサポートされているすべてのコンテンツとフォーマットで SD、HD、および 4K 解像度で動作します。InSync FrameFormer はアドオンとして料金設定されています。詳細については、MediaConvert の料金ページをご覧ください。
コンテンツライブラリを持つ動画プロバイダーは、AWS Elemental MediaConvert を使用すると、ブロードキャストおよびマルチスクリーン配信用のオンデマンドコンテンツを、どのサイズでも簡単かつ確実にトランスコードできます。MediaConvert は単独でも、AWS Elemental メディアサービスの一部としても機能します。AWS Elemental メディアサービスはクラウドベースのワークフロー基盤を構成する一連のサービスであり、動画の転送、トランスコード、パッケージ化、配信に必要な機能を提供しています。
AWS Elemental MediaConvert が利用できる AWS リージョンの一覧については、AWS リージョン表をご覧ください。MediaConvert の詳細については、MediaConvert ページをご覧ください。