投稿日: Oct 20, 2020
1 つの Kinesis クライアントライブラリ (KCL) ベースのコンシューマーアプリケーションで複数の Amazon Kinesis Data Streams を処理できるようになりました。以前は、各 KCL ベースのアプリケーションが 1 つの Kinesis データストリームを処理していました。この新機能を使用すると、アプリケーションを再デプロイせずに、スケーラブルな KCL アプリケーションでマルチストリーム処理を実行する時にストリームのリストを更新できます。これにより、複数の KCL アプリケーションを維持するための運用上のオーバーヘッドが削減されます。
KCL は、Amazon EC2 または Amazon ECS か EKS のコンテナで実行できるカスタムストリームコンシューマーアプリケーションをすばやく構築するのに役立ちます。KCL を利用することで、アプリケーションの構築中にビジネスロジックに集中できます。KCL は、ストリームボリュームの変化への適応、ストリーミングデータの負荷分散、分散サービスの調整、データ処理の耐障害性などの複雑な問題に対応します。KCL コンシューマーアプリケーションでマルチストリーム処理を有効にするには、最新の KCL バージョン 2.3.1 を使用する必要があります。
Amazon Kinesis Data Streams は、きわめてスケーラブルで持続的なリアルタイムのデータストリーミングサービスです。ウェブサイトクリックストリーム、IoT データ、データべースイベントストリーム、金融取引、ソーシャルメディアフィード、IT ロゴ、ロケーション追跡イベントなど、何十万ものソースから毎秒ギガバイトのデータを継続してキャプチャできます。収集されたデータは、ダッシュボード、異常検出、動的料金設定などのリアルタイム分析のユースケースでミリ秒単位で利用できます。
詳細については、Amazon Kinesis Data Streams デベロッパーガイドの Kinesis クライアントライブラリの使用を参照してください。最新の KCL 2.3.1 リリースは、Amazon Kinesis Data Streams が提供されているすべての AWS リージョンでご利用いただけます。