投稿日: Nov 4, 2020
Amazon CloudWatch は、Metrics Explorer の提供を開始します。これは、タグベースのダッシュボードツールであり、お客様はタグによって運用状態とパフォーマンスのメトリクスをフィルタリング、集約、および視覚化できます。Metrics Explorer は、柔軟なトラブルシューティングエクスペリエンスをお客様に提供し、タグベースのアプリケーションヘルスダッシュボードを構築し、相関関係を特定し、運用データを迅速に分析して問題を特定できるようにします。これらのタグベースのダッシュボードは、リソースが行き来しても最新の状態に保たれ、お客様が根本原因を特定し、アプリケーションまたは環境でアラームが発生したときに問題をすばやく特定するのに役立ちます。
たとえば、本番環境やテストなどの環境を表す AWS Resource Tags を割り当てて RDS インスタンスのフリートを監視し、これらのタグを使用して、CPUUtilization などの運用メトリクスをさまざまな角度から分析して、環境内でそのタグに関連付けられている RDS インスタンスの正常性とパフォーマンスを理解できます。さらに、Metrics Explorer で生成したパフォーマンスグラフをダッシュボードに保存して、アプリケーションの状態を継続的に監視し、問題が発生したときにトラブルシューティングを行うことができます。
Metrics Explorer を使用すると、既存の AWS Resource Tags を使用するか、EC2 および Lambda リソースプロパティをタグとして使用して、メトリクスをさまざまな角度から分析できます。インスタンスタイプなどのリソースプロパティごとにメトリクスを集約し、アベイラビリティーゾーンごとに 1 つのグラフを視覚化するか、タグに基づいて分割することで 1 つまたは複数のグラフでメトリクスを整理できます。
Metrics Explorer は、すべての商用 AWS リージョンで無料で利用できるようになりました。すぐに使用を開始できます。開始するには、CloudWatch コンソールの左側のナビゲーションパネルの [Metrics] (メトリクス) の下にある [Explorer] (エクスプローラー) リンクをクリックします。Metrics Explorer の詳細については、ドキュメントを参照してください。