投稿日: Nov 11, 2020
次の新機能を備えた NICE DCV バージョン 2020.2 がリリースされました。
- DCV セッションマネージャー – オプションのコンポーネントで、DCV サーバーのフリート全体でセッションのライフサイクルを作成および管理するための REST API を提供します。Amazon EC2 インスタンスで DCV を実行している AWS のお客様や、DCV Plus と DCV Professional Plus のライセンスをお持ちのオンプレミスのお客様が無料でご利用できます。*
- 高フレームレートのユースケースのサポートを改善 – サーバー上のコンソールセッションと NVIDIA GPU を備えた Amazon EC2 インスタンス向けに、DCV フレームレートリミッターがデフォルトで 60 FPS に設定されました。加えて、新しい QUIC ベースのトランスポートプロトコルを有効にすることで、ゲームなどの高フレームレートで動的なワークロードを実行するお客様は、特に最適ではないネットワーク条件下において、より流動的で応答性の高いストリーミング品質を体験できます。
- SLES 15 および Ubuntu 20.4 のサポート – SUSE Linux Enterprise 15 と Ubuntu 20.4 のホストで、DCV サーバーとクライアントコンポーネントをご利用いただけるようになりました。
- Windows サーバーのスマートカードのリダイレクト – リモートでの Windows セッションで実行するアプリケーションで、お客様のクライアントマシンに接続したスマートカードをご利用いただけるようになりました。この機能は、これまでも Linux サーバーでご利用可能でした。
NICE DCV は、高性能なリモートディスプレイプロトコルです。これを使って、高パフォーマンス GPU を搭載したサーバーにホストされた 3D グラフィックスアプリケーションなどのリモートデスクトップ、またはアプリケーションのセッションに安全にアクセスできるようになります。NICE DCV で、EC2 グラフィックスインスタンスにある GPU を最大限に活用できます。NICE DCV は Amazon Appstream 2.0 や AWS RoboMaker が使用するリモートディスプレイプロトコルで、Amazon EC2 インスタンスにて無料でお使いいただけます。
NICE DCV 2020.2 リリースノートで詳細をご覧いただくか、NICE DCV ウェブページから DCV をダウンロードして、ご利用を開始できます。
* DCV ソフトウェアを購入したすべてのオンプレミスのお客様は、DCV 2021.0 のリリースまで、DCV セッションマネージャー API をお試しいただけます。