投稿日: Dec 15, 2020
本日、日本の KDDI の 5G ネットワークを使った AWS Wavelength の一般提供を開始します。Wavelength を使って、KDDI の 5G ネットワーク上のモバイルデバイスおよびユーザーのために、デベロッパーが超低レイテンシーまたは高帯域幅を必要とするアプリケーションを構築できるようになります。AWS Wavelength は現在、東京の KDDI 5G ネットワークでご利用いただけます。また、KDDI の協力のもと、AWS インフラストラクチャおよびサービスを全国に拡大しつつあります。
Wavelength は、AWS コンピューティングサービスとストレージサービスを通信サービスプロバイダーの 5G ネットワークのエッジに組み込み、AWS リージョンで実行しているクラウドサービスへのシームレスなアクセスを提供します。これにより、AWS Wavelength は、5G デバイスから AWS でホストされているアプリケーションに接続するために必要なレイテンシーとネットワークホップを最小限に抑えます。AWS Wavelength と KDDI 5G を使用することで、スマートファクトリー、インタラクティブなライブストリーミング、自律走行車、コネクテッド機能のある病院、拡張現実や仮想現実を体験できる環境などのユースケースに必要な超低レイテンシーアプリケーションを、アプリケーションデベロッパーが構築できるようになりました。
東京で AWS Wavelength を体験された最初のお客様には、ブレインズテクノロジー、日置電機、TVT などがおられます。ブレインズテクノロジーでは Wavelength のコンピューティングインフラストラクチャを使用して、異常検出アプリケーションのエッジで機械学習推論を実行し、顧客は機器の障害を予測することで製造のダウンタイムを削減しています。日置電機では、エネルギー電力網のさまざまなインテリジェント電子デバイスを正確に時刻同期するため、Wavelength のコンピューティングインフラストラクチャを使用しています。TVT は AWS Wavelength で、ユーザーにインタラクティブなライブストリーミングエクスペリエンスを提供しています。
使用を開始するには、こちらから Wavelength ゾーンへのアクセスをリクエストしてください。