投稿日: Dec 15, 2020
AWS Lambda をご利用のお客様は、任意のインフラストラクチャでホスティングされている、Apache Kafka クラスターからのメッセージによりトリガーされる、アプリケーションを構築できるようになりました。既存の Apache Kafka クラスターは、そのまま継続使用いただけます。加えて、Lambda を使用する Kafka のコンシューマアプリケーションを、簡単に構築することも可能で、その際、サーバーのプロビジョニングや管理の必要はありません。
今回、Lambda では、イベントソースとして Amazon Managed Streaming for Kafka (Amazon MSK) がサポートされるようになりました。Amazon MSK のサポートに加えて、今後、お客様はアプリケーションを構築し、ご自分で管理している Apache Kafka クラスターからトリガーさせることができます。このクラスターには、Lambda から、公開 IP アドレスもしくは Amazon VPC エンドポイント経由でアクセスすることが可能です。メッセージには、最大 10,000 レコードからなるバッチ処理が実行され、複数のパーティションからのメッセージに対応が可能です。パーティション内のメッセージは、常に順番通りに処理されます。バッチが上限サイズに到達した場合、あるいは、ペイロードのサイズが 6MB に到達した場合、Lambda が呼び出されます。Lambda では、承認済みと非承認、両方のクラスターから送られるメッセージに対応できます。
使用を開始するお客様は、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、または AWS SDK for Lambda を使用して、Apache Kafka を Lambda 関数のイベントソースとして選択してます。今回リリースの機能は、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、中東 (バーレーン)、南米 (サンパウロ)、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (北カリフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、の各 AWS リージョンでご利用いただけます。この機能の使用には、追加料金は必要ありません。Lambda を使用した Apache Kafka のコンシューマーアプリケーションの構築については、Lambda デベロッパーガイド、および AWS のコンピューティングブログを参照してください。