投稿日: Feb 3, 2022

Amazon FSx for OpenZFS で、データのクローン作成および試行を容易にするフルコピーボリュームのサポートを開始しました。これにより、クローン作成に基づくテストの結果をすばやくキャプチャし、それを長期間利用できるようになります。

Amazon FSx for OpenZFS は、人気のある OpenZFS ファイルシステム上に構築されたフルマネージド型ファイルストレージを提供しており、データ処理用に ZFS を利用した豊富な機能を備えています。ファイルシステムのデータをボリュームと呼ばれる個々のデータコンテナに整理したり、「クローンボリューム」と呼ばれるこれらのボリュームのポイントインタイムコピーを作成したりする際のサポートを行います。これらのクローンボリュームはすぐに利用でき、スペース効率が良い (ソースデータへの増分変更のみを保存する) ため、データとアプリケーションへの新しい変更をすばやく簡単にテストできます。ただし、クローンボリュームの使用中はソースボリュームを削除できません。また、クローンボリュームを多く作成すると、これらの依存関係がますます複雑になる可能性があります。クローンボリュームを完全独立系ポイントインタイム「フルコピーボリューム」にコピーするオプションが追加されました。フルコピーボリュームを使用すると、依存関係を管理する必要なく、クローン作成に基づくのテストの結果を長期間の利用や本番環境での使用のために保持できます。

本日より、FSx for OpenZFS が利用可能なすべてのリージョンで、フルコピーボリュームを作成できるようになりました。追加費用は発生しません。FSx for OpenZFS ファイルシステムでフルコピーボリュームを使用する方法の詳細については、「Amazon FSx ドキュメント」を参照してください。