投稿日: Mar 4, 2022

Amazon FSx for OpenZFS ファイルシステムでのデータの保存方法をカスタマイズして、データベースアプリケーションや、小刻みなデータの読み書きを定常的に行うその他のワークロードのパフォーマンスを最適化できるようになりました。

Amazon FSx for OpenZFS は、人気の高い OpenZFS ファイルシステムを使用したフルマネージドでコスト効率がよい共有ファイルストレージを提供します。ZFS の「レコードサイズ」設定により、ファイルシステムのディスクに書き込まれるデータのレイアウト方法、特にデータを保存するために使用される個々のチャンクまたは「ブロック」のサイズが通知されます。デフォルトの FSx for OpenZFS レコードサイズは、大多数のワークロードに対応するように自動的に調整されますが、小さなチャンクで定常的にデータを読み書きする一部のワークロードでは、カスタムのレコードサイズを使用すると便利な場合があります。ZFS レコードサイズをワークロードの読み取りおよび書き込みのパターン (データベースアプリケーションのページサイズなど) に合わせることで、転送されるデータの量が最小限に抑えられ個々のオペレーションに対応できるとともに、ファイルシステムのスループット、レイテンシー、および IOPS が最大 3 倍最適化されます。

本日より、AWS コンソール、AWS CLI、または FSx API を使用して、FSx for OpenZFS ファイルシステムのレコードサイズを追加費用なしでカスタマイズすることができます。この機能は、すべての新規または既存のファイルシステム、および FSx for OpenZFS が利用可能なすべてのリージョンでサポートされます。詳細については、Amazon FSx ドキュメントを参照してください。