投稿日: Jul 6, 2022

Amazon OpenSearch Service では、Service Quotas を通じて、デフォルトクォータと適用されたクォータの情報をユーザーに表示できるようになりました。クォータとは、AWS のサービス制限とも呼ばれる、AWS アカウントのリソース、アクション、アイテムに設けられた最大値のことです。AWS の各サービスがクォータを定義しており、それらのクォータにデフォルト値を設定しています。ビジネスのニーズによっては、サービスのクォータ値を引き上げることが必要になる場合もあります。Service Quotas を使用することにより、サービスのクォータを検索し、クォータの引き上げをリクエストできます。リクエストは、AWS サポートによって承認、拒否、または部分的に承認されます。

この新機能では、Service Quotas コンソール、AWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)、および AWS SDK を使用して、Amazon OpenSearch Service のサービスクォータ情報を表示できます。表示できる既存のクォータとしては、ドメインごとの専有マスターインスタンス、リージョンごとのドメイン、ドメインごとのインスタンス、ドメインごとのインスタンス (T2 インスタンスタイプ)、ドメインごとのウォームインスタンスなどがあります。現時点では、リージョンごとのドメインとドメインごとのインスタンスという 2 つのクォータに対する制限引き上げリクエストを Service Quotas コンソール経由で受け付けています。

この機能は、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (北カルフォルニア)、米国西部 (オレゴン)、アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (香港)、アジアパシフィック (ジャカルタ)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (大阪)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ミラノ)、欧州 (パリ)、欧州 (ストックホルム)、中東 (バーレーン)、南米 (サンパウロ)、AWS GovCloud (米国) という 23 の AWS リージョンでご利用いただけます。Amazon OpenSearch Service を利用できるリージョンの詳細については、「AWS リージョン別のサービス表」をご覧ください。

OpenSearch Service でサービスクォータを表示するための追加料金は必要ありません。また、この機能は自動的に有効になります。詳細については、OpenSearch Service ドキュメントの Amazon OpenSearch Service クォータを参照してください。現在のクォータを確認し、クォータの引き上げを要求するには、Service Quotas コンソールにアクセスしてください。