投稿日: Jul 20, 2022

AWS CloudFormation ベースのスタックとリソースに対する変更を、Amazon EventBridge のイベント通知として利用できるようになりました。これらのイベント通知を使用して、疎結合のイベント駆動型アプリケーションを構築およびスケールできます。この機能により、ワンタイムカスタムコードの記述や新しいソフトウェアの開発をしなくても、CloudFormation スタックまたは CloudFormation スタック内のリソースを作成、更新、削除した後に、アクションをリアルタイムでトリガーすることが可能です。

毎週 100 万人を超えるお客様が AWS CloudFormation を使用して、クラウドアプリケーションとインフラストラクチャを安全で予測可能かつ再現可能な方法でモデリング、プロビジョン、管理しています。EventBridge を使用して、独自のアプリケーション、サードパーティーの SaaS アプリケーション、他の AWS のサービス間でイベントをルーティングすることにより、スケーラブルなイベント駆動型アプリケーションを作成できます。イベント駆動型アプリケーションを作成するために CloudFormation スタックへの変更を定期的にポーリングする必要はもうありません。ポーリング用のカスタムコードの記述が不要になり、ポーリングが空の結果を返した場合のコンピューティングコストを節約できます。CloudFormation では EventBridge の 3 種類のイベント通知 (CloudFormation リソースのステータス変更、CloudFormation スタックのステータス変更、CloudFormation ドリフト検出のステータス変更) が利用可能です。これらのイベント通知は、AWS Lambda、Amazon Kinesis、AWS Step Functions といった 20 を超えるターゲットをすぐにトリガーします。EventBridge では、これらのイベント通知に関するルールを作成可能です。この機能を使用すれば複数のユースケースに対応できます。例えば、CloudFormation スタックへのドリフトを自動的に修復するアプリケーションの作成や、デベロッパーが CloudFormation スタックを意図せず変更した場合に通知を送信するアラートアプリケーションの作成が可能です。この機能をぜひアプリケーションの構築にお役立てください。

この機能は、米国東部 (オハイオ、バージニア北部)、米国西部 (北カリフォルニア、オレゴン)、アフリカ (ケープタウン)、アジアパシフィック (香港、ムンバイ、大阪、ソウル、シンガポール、シドニー、東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト、アイルランド、ロンドン、ミラノ、パリ、ストックホルム)、中東 (バーレーン)、南米 (サンパウロ) の各 AWS リージョンで一般提供中です。AWS マネジメントコンソールを数回クリックして、または EventBridge の AWS CLI コマンドを実行して、使用を開始できます。詳細については、CloudFormation のドキュメントを参照してください。これらのイベントは EventBridge で無料でご利用いただけます。