投稿日: Dec 13, 2022

Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) で、X2idn、X2iedn、X2iezn メモリ最適化インスタンスがサポートされるようになりました。これらのインスタンスは、メモリ内の大規模データセットを処理するワークロードに高速なパフォーマンスを提供するよう設計されています。

X2idn インスタンスには、最大 3.5 GHz のインテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Ice Lake) が搭載されています。X2idn インスタンスは、ハイコンピューティング (128 vCPU)、大容量メモリ (最大 2 TB)、ストレージスループット要件 (最大 256K IOPS) に対応しており、メモリの対 vCPU 比率が 16:1 となるメモリ集中型ワークロードを実行しているユーザーに適しています。X2iedn インスタンスには、最大 3.5 GHz のインテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Ice Lake) が搭載されています。X2iedn インスタンスは、ハイコンピューティング (最大 128 vCPU)、大容量メモリ (最大 4 TB)、ストレージスループット要件 (最大 256K IOPS) に対応しており、メモリの対 vCPU 比率が 32:1 となるエンタープライズクラスのハイパフォーマンスデータベースを対象としています。X2iezn インスタンスには、最大 4.5 GHz のクラウドで最速のインテル Xeon スケーラブルプロセッサ (Cascade Lake) が搭載されています。X2iezn インスタンスは、Oracle Database Standard Edition 2 (SE2)、Enterprise Edition (EE) のどちらでも自分のライセンスを使用する (BYOL) ユーザーに適しており、大量のメモリフットプリントは必要としないものの、使用可能なサイズでメモリの対 vCPU 比率を 32:1 にしてライセンスコストの最適化を希望する場合にご利用いただけます。X2idn インスタンス、X2iedn インスタンスはどちらも、一時テーブルスペース用インスタンスストアおよびデータベーススマートフラッシュキャッシュをサポートしています。詳細については、RDS for Oracle インスタンスストアへの一時データの保存をご覧ください。

X2idn および X2iedn インスタンスは、現在、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (ムンバイ)、アジアパシフィック (ソウル)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、アジアパシフィック (東京)、カナダ (中部)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (ストックホルム) および南米 (サンパウロ) のリージョンで利用可能です。X2idn インスタンスには、64、96、128 vCPU の 3 つのサイズが用意されています。X2iedn インスタンスには、4、8、16、32、64、96、128 vCPU の 7 つのサイズが用意されています。X2iezn インスタンスは、現在、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、および欧州 (アイルランド) の各リージョンで利用可能です。X2iezn インスタンスには、8、16、24、32、48 vCPU の 5 つのサイズが用意されています。

Amazon RDS マネジメントコンソールまたは AWS CLI を使用して、新しいインスタンスを起動できます。最新の料金および利用できるリージョンについては、Amazon RDS for Oracle の料金をご覧ください。