投稿日: Apr 7, 2023

Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) for MySQL で、Amazon RDS マルチ AZ 配置から最大 15 の非同期リードレプリカがサポートされるようになりました。これらと 2 つの読み取り可能なスタンバイによって、以前の最大 8 倍の読み取りキャパシティが実現します。 

読み取り可能なスタンバイが 2 つある Amazon RDS マルチ AZ 配置には、3 つのアベイラビリティーゾーンに 1 つのライターインスタンスと 2 つの読み取り可能なスタンバイインスタンスがあります。この 2 つのリーダーインスタンスに加えて、クラスター外に 15 の非同期リードレプリカを追加で作成できるようになったため、読み取りキャパシティが 17 インスタンスに拡張されます。Amazon RDS リードレプリカによって、RDS データベース (DB) インスタンスのパフォーマンスと耐久性が向上します。読み取りの多いデータベースワークロードの場合、追加のリードレプリカを作成すると、読み取り可能なスタンバイが 2 つあるマルチ AZ 配置内の 2 つの読み取り可能なインスタンスのキャパシティ上限を超えて、柔軟にスケールアウトできます。リードレプリカを複数作成し、データの複数のコピーから大量のアプリケーションの読み取りトラフィックを処理することにより、全体の読み込みスループットを向上させることができます。リードレプリカは、必要に応じて 2 つの読み取り可能なスタンバイを備えたマルチ AZ 配置オプションに昇格させたり変更したりすることもできます。

2 つの読み取り可能なスタンバイデータベースインスタンスを備えた Amazon RDS マルチ AZ 配置は、1 つのスタンバイインスタンスを備えたマルチ AZ 配置と比較して、最大 2 倍高速なトランザクションコミットレイテンシーを実現します。この設定では、通常、自動フェイルオーバーに 35 秒かかりません。さらに、読み取り可能な 2 つのスタンバイは読み込みトラフィックも処理できます。 

Amazon RDS マルチ AZ 配置の詳細については、Amazon RDS ユーザーガイドおよび AWS ニュースブログをご覧ください。2 つの読み取り可能なスタンバイインスタンスを備えたフルマネージド Amazon RDS マルチ AZ データベースの作成/更新は、Amazon RDS マネジメントコンソールから行えます。