投稿日: Apr 13, 2023

AWS IoT Core は、数十億のモノのインターネット (IoT) デバイスを接続し、何兆ものメッセージを AWS のサービスにルーティングできるマネージド型クラウドサービスです。このたび、MQTT ベースのメッセージングブローカーサービスに対する共有サブスクリプションのサポートを発表しました。MQTT はデバイス間のメッセージング通信規格で、デバイスからクラウドへのメッセージ配信用 IoT アプリケーションで広く使用されています。AWS IoT Core は MQTT3.1.1 と新しい MQTT5 業界仕様の両方をサポートしているため、どちらのバージョンでもこの新機能をシームレスに利用できます。

共有サブスクリプションを使用すると、MQTT3 または MQTT5 のクライアントは、サブスクライバーのグループに大量の受信メッセージを配信することで、効率的にメッセージを処理できます。これを実現するには、各メッセージをいずれかのサブスクライバーにランダムに配信するだけです。これで、メッセージ処理の負荷がより大きなプロセッサセットに分散されます。

さらに、AWS IoT Core では新しい CloudWatch メトリクスが有効になりました。これにより、MQTT ブローカーの永続セッションでキューに入っているメッセージのオブザーバビリティが向上します。新しいメトリクスでは、キューに入っているメッセージの成功、サーバーエラー、またはスロットリングが表示されます。この新しいメトリクスにより、永続的なメッセージ配信のデバッグが簡単になります。

AWS がサポートする MQTT5 機能の使用方法と詳細については、技術ドキュメントを参照してください。

MQTT における AWS IoT Core を使用した共有サブスクリプションのサポートは世界中で提供されており、現在 AWS IoT Core がサポートするすべての商用リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンで利用できます。