投稿日: Apr 11, 2023

AWS WAF のユーザーは、ウェブ ACL あたり最大 5,000 のウェブ ACL キャパシティユニット (WCU) を使用できるようになりました。WAF は WCU を使用して、WAF ルール、ルールグループ、ウェブ ACL の実行に必要な運用リソースを計算および制御します。以前は、WAF でウェブ ACL ごとに使用できる WCU は最大 1,500 でした。ウェブ ACL に 1,500 以上の WCU が必要なユーザーは、手動による制限の引き上げをリクエストする必要がありました。WAF は過去数年にわたって新機能を発表し、中核となる製品機能を改善してきたため、容量不足を心配せずにこれらの新機能を簡単に使用できるように、WCU の上限を引き上げてほしいというご要望がユーザーから寄せられていました。 

今回、制限の引き上げをリクエストしなくても、ウェブ ACL で最大 5,000 の WCU を使用できるようになりました。1,500 を超える WCU を使用するウェブ ACL では、ウェブ ACL がデフォルトの割り当てである 1,500 を超えて使用する 500 の WCU ごとに、処理されるリクエスト 100 万件あたりの追加料金が発生します。料金の詳細については、AWS WAF の料金ページをご覧ください。

新しい WCU の制限は、すべてのウェブ ACL に自動的に適用されています。引き上げられた WCU のクォータは、AWS WAF が利用可能なすべての AWS リージョン、および Amazon CloudFront、Amazon Application Load Balancer、Amazon API Gateway、AWS AppSync、Amazon Cognito を始めとするサポート対象の各サービスで利用できます。サービスの詳細については、AWS WAF のページをご覧ください。