投稿日: Jul 13, 2023
本日、AWS は、オープンソースのノードプロビジョニングおよび管理プロジェクトである Karpenter (v0.29.0 以降) での Windows サポートを発表しました。Karpenter を使用することで、お客様はアプリケーション負荷の変化に応じて、Windows を実行している Amazon EKS クラスターを適切なサイズの Amazon EC2 インスタンスで迅速にスケーリングできるようになりました。Karpenter を使用すると、お客様はこのプロセス中に運用上のオーバーヘッドとコストを最適化できます。その際、クラスターのコンピューティング容量を手動で調整したり、急速に変化する需要に対応するためにコンピューティングをオーバープロビジョニングしたり、複数の EC2 Autoscaling グループ (ASG) を作成したりする必要はありません。
Karpenter は、柔軟で高性能な Kubernetes ノードプロビジョニングおよび管理ソリューションです。クラスター内のワークロードの規模、スケジュール、リソース要件に最適な新しい EC2 インスタンスを起動することで、アプリケーションの可用性、運用オーバーヘッド、クラスターのコンピューティング使用率を向上させるのに役立ちます。クラスターに Karpenter をインストールすると、アプリケーションのコンピューティングニーズに合わせて EC2 インスタンスを自動的に起動し、それらをアップグレードしてセキュリティを向上させ、起動したインスタンスを最適化してコストを削減します。これにより、Karpenter はクラスターのスケジューリングレイテンシーとインフラストラクチャコストを削減します。v0.29.0 のリリースにより、Karpenter は EKS 上で動作する Windows コンテナの自動ノードプロビジョニングサポートを拡張します。Karpenter for Windows ノードグループの使用開始方法のステップごとのガイドについては、こちらのブログをお読みください。
Amazon EKS 上の Windows コンテナは、こちらに記載されているすべてのパブリック AWS リージョンと AWS GovCloud (米国) リージョンでサポートされています。Amazon EKS で Windows コンテナを実行する方法の詳細については、EKS ベストプラクティスガイドと、Amazon EKS 最適化 Windows AMI のドキュメントをご覧ください。