投稿日: Aug 30, 2023

AWS Outposts ラックのサブネットルートテーブルにルートを追加して、Outpost ローカルゲートウェイ (LGW) を使用している同じ VPC 内の複数の異なる Outposts にまたがるサブネット間でトラフィックを転送できるようになりました。LGW は Outpost サブネットとオンプレミスネットワーク間の接続を可能にします。この機能強化により、直接 VPC ルーティング (DVR) を介して、オンプレミスネットワークの Outposts 全体で VPC インスタンス間 IP 通信を確立できます。

これまで、Outposts 間でインスタンス間通信を確立するには、複数の異なる VPC にサブネットを作成するか、CoIP プールと呼ばれる個別の IP アドレス範囲/CIDR を使用する必要がありました。今回のリリースにより、Outposts 間のインスタンス間通信に単一の VPC アーキテクチャを活用し、DVR を利用できるようになり、VPC プールと CoIP プールを個別に管理する複雑さが解消されます。この機能を使用すると、2 つの異なる AZ に固定された Outposts ラックで実行されるオンプレミスアプリケーション用に、マルチ AZ のようなアーキテクチャを構築できます。

複数の Outposts 間の VPC 内通信は、Outposts ラックが利用可能なすべての AWS リージョンで利用できます。既存の Outposts ラックについて、複数の Outposts 間の VPC 内通信のサポートを有効にするために更新が必要な場合があります。この機能が動作しない場合は、AWS サポートにお問い合わせください。

詳細については、こちらのブログ記事Outposts ラックの機能ページ、および Outposts のドキュメントをご覧ください。