投稿日: Nov 27, 2023

Amazon Redshift では、Apache Iceberg テーブルと標準 AWS Glue テーブルに対するマテリアライズドビューの増分更新をサポートするようになりました。これにより、基となる SELECT ステートメントを再実行し、データをマテリアライズドビューに再度書き込む必要があるフル更新が不要になります。

Redshift のマテリアライズドビューでは、特に集計と複数テーブルの結合を含んだクエリの事前に計算された結果セットを保存することで、大規模なテーブルに対してクエリを迅速に実行できます。また、ローカルテーブルについては既に増分更新機能をサポートしてるため、ベーステーブルの変更を特定し、マテリアライズドビューのデータを効率的に更新できます。データレイクのクエリでも増分更新を使用できるようになったため、更新時にデータレイクの不要なデータスキャンを防ぎ、対象のクエリについてマテリアライズドビューを更新するのにかかる時間とコストを削減できます。

Amazon Redshift のデータレイクのテーブルに対するマテリアライズドビューの増分更新サポートは、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ストックホルム) の AWS リージョンで、PREVIEW_2023 トラックを使用したプレビュー版としてご利用いただけます。

この機能の使用を開始するには、プレビューのドキュメントと Amazon Redshift の管理ガイドをご覧ください。プレビューの利用規約については、AWS のサービス条件に記載のベータサービスへの参加に関する内容をご覧ください。