Amazon SES のフィードバック ID ヘッダーでカスタム値が使用可能に

投稿日: 2024年6月11日

本日、Amazon Simple Email Service (SES) は、SES 経由で送信されるメッセージに含まれる自動生成フィードバック ID ヘッダーの一部をお客様が制御できるようにする新機能をリリースしました。この機能は、お客様が配信の傾向を特定するのに役立つ追加の詳細を提供します。お客様は Gmail の PostMaster Tools などの製品を使用して、送信者 ID やキャンペーン ID など、選択した識別子ごとの苦情率を確認できます。これにより、個別のワークロードやキャンペーンに関連する配信パフォーマンスの追跡が容易になり、苦情率を診断する際のトラブルシューティングが迅速になります。

以前は、SES のお客様に代わってメールを送信する際に、SES によってフィードバック ID ヘッダーが自動的に生成されていました。このフィードバック ID は、お客様が AWS アカウントレベルで苦情率などの配信性能を追跡するのに役立ちます。現在、SES のフィードバック ID ヘッダーには最大 2 つのカスタム値が含まれており、お客様は送信時にこの値を SES に渡すことができます。お客様が「ses:feedback-id-a」または「ses:feedback-id-b」(あるいはその両方) にメッセージタグ値を指定すると、SES はこれらの値をフィードバック ID ヘッダーの最初と 2 番目のフィールドとして (それぞれ) 自動的に含めます。これにより、Gmail の PostMaster Tools などのツールで配信指標をより詳細に表示できるようになります。

SES でのきめ細かなフィードバック ID は、SES が利用可能なすべての AWS リージョンでサポートされています。

詳細な情報については、SES イベント発行に関するドキュメントを参照してください。