経営改革に求められるテクノロジーと向き合う
ビジネスを再構築し、企業文化をも革新する取り組み
日本を代表するリーディングカンパニー社長と AWS 長崎との対談、AWS Executive Seminar の抄録記事、AWS の最近の取り組みをまとめております。 経営改革をリードするエグゼクティブのご参考になれば幸いです。
AWS からお客様へのメッセージ
自らのイノベーションと進化を継続し
その知見をお客様・社会へ還元
この度、経営改革を推進されるエグゼクティブの方向けに小冊子を作成いたしました。その中には大切なお客様である、凸版印刷株式会社 代表取締役社長 麿 秀晴氏、弥生株式会社 代表取締役 社長執行役員 岡本 浩一郎氏、三井住友信託銀行株式会社 代表取締役社長大山 一也氏 (注:日経ビジネス電子版掲載順) との対談が含まれております。
どのようにして経営改革に取り組まれているのか、大きな構想を描きつつも社員一人ひとりのキャリアまで考えぬかれた施策の数々に私自身気づきと学びがありました。3 名の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。お届けする内容が何らかの形で皆様のご参考になれば幸いです。
“突破”を目指す会社が描く
ビジネスの明日
1900 年に創業し、120 年以上の歴史を持つ総合印刷会社大手の凸版印刷( 以下、トッパン )。最近は「 すべてを突破する。TOPPA!!! TOPPAN」をキャッチコピーとするユニークなテレビ CMが話題だ。この CM には「印刷の会社 」というイメージからの脱却という、メッセージが込められている。実際、印刷の代名詞であるペーパーメディア事業の売上は、全体の 3 割にも満たない。
主力の事業は印刷テクノロジーで培った技術・ノウハウを生かした情報関連のビジネスである。この強みを生かし、DX(デジタルトランスフォーメーション)と SX(サステナブルトランスフォーメーション )を推進している。「ビジネスのデジタル変革」と「SDGs をはじめとする社会課題の解決」は、同社の重要なミッションなのだ。これを推し進めるため、アマゾンウェブ サービス(AWS)とパートナーシップを結び、クラウドの活用による経営基盤の強化と事業変革に注力している。同社が推進する変革のビジョンとその先に見据えるものとは――。凸版印刷の変革を指揮する麿 秀晴社長にアマゾン ウェブサービス ジャパンの長崎 忠雄社長が話を聞いた。
顧客の変革を支援するために
自身の進化を加速
弥生会計をはじめとする業務ソフトを提供する弥生。同社はソフトウエアベンダーからの進化を目指すという。掲げているビジョンは「事業コンシェルジュ」だ。顧客はソフトが使いたいわけではない。求めているのは事業の成長や成果。ソフトはそのための手段の 1 つと考え、ビジネスの本質を改めて見つめ直し、より幅広い事業支援を展開していこうと考えているのである。そのカギを握っているのがデジタル、つまり DX だ。「DX という言葉はあまり好きではない 」と前置きしつつも「デジタルには、ものごとのあり方を根底から見直し、できなかったことをできるようにする力がある」と弥生 社長の岡本 浩一郎氏は語る。実際、会計ビッグデータと AI を活用した金融機関向けの与信サービスを提供するベンチャーを立ち上げたり、同業他社と共同で社会全体のデジタル化を目指す団体を立ち上げ、国に対する提言を行ったり、同社はその考えを体現する様々なチャレンジを開始している。
また、進化に向けた取り組みを加速させるために、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のトレーニングプログラムを活用するなど、全社を挙げてより高度なデジタル活用スキルを手に入れようともしている。 既存事業の成功に甘んじることなく挑戦を続ける弥生。トップの岡本氏には将来がどう映っているのか。アマゾン ウェブ サービス ジャパンの長崎 忠雄社長が話を聞いた。
DX で加速する
信託銀行変革の未来図
日本初の信託会社として、銀行業務と信託・財産管理事業務を一体として提供してきた三井住友信託銀行。信託業務では邦銀第1位という規模を誇る。社会・経済環境が激変する中、同社では信託銀行として新たな社会的価値、経済的価値を創出するための変革に取り組んでいる。その中心にあるのが、グループとしてのパーパス ( 存在意義 ) だ。5 年~ 10 年後の未来を見据え、自らの存在意義を明確に定義し、社会課題解決に積極的に貢献しながら、自身も持続的に成長する決意を明確に示している。その具体的な戦略の1つとして、事業ポートフォリオの強化を推進。従来の信託業務、銀行業務をコアに据えながら、各事業が持つ経験・知見・ノウハウを擦り合わせ、事業横断的な取り組みで新たな商品・サービスの創造をめざしている。
こうした変革のエンジンとして位置付けているのが DX だ。同社の経験・知見・ノウハウとデジタルテクノロジーをどう融合させていくのか。イノベーションによって自社や社会にどのような未来図を描こうとしているのか。アマゾン ウェブ サービス ジャパンの長崎忠雄社長がうかがった。
新たなビジネス変革をめざす
企業を支援
顧客体験を高める製品・サービスをいかにタイムリーに提供するか。これは多くの企業にとって重要なテーマだといえるだろう。コロナ禍によって変化がさらに加速する中、多くの企業がイノベーションを試行している。その実現に向けて、デジタルテクノロジーは非常に強力な武器になる。アイデアをトライアル&エラーで試せる上、ビジネス実装までの時間も大幅に短縮化できるからだ。しかしイノベーション創出に至る道筋には、組織の構築、人材の育成、文化の醸成など様々なハードルを乗り越える必要がある。アマゾン ウェブ サービス(AWS)では、変革をリードする経営層に向け、自身が試行錯誤した経験を惜しみなく提供している。
インフラ、サービスの両面から
ビジネス再創造の “ 道具立て ” を拡充
サステナブルの実現は次世代への誓い
クラウドを軸に脱炭素社会の実現へ
いかに CO2 の排出を抑制し、気候変動問題に対処するか。異常気象が多発し、自然災害が激甚化する中、これは世界共通の課題となった。こうした中、アマゾン ウェブ サービス(AWS)では関連会社であるアマゾンと共にサステナブル( 持続可能な )社会に向けた様々な取り組みを推進している。10 万台の電気配送車両の配備を進めたり、データセンターの「 ゼロカーボン化 」を図ったりしているのはその一例だ。さらにサステナビリティ経営に悩む企業の支援も展開。成長と脱炭素化を両立するシナリオを共に考えていく取り組みも始めている。
「第 2 次世界デジタル競争」に突入
DX をドライブさせる
組織能力とは?
(2021 年 7月 AWS エグゼクティブセミナー抄録 )
AWS 自らが変革者となり、継続的なイノベーションの 創出により、お客様中心の新しいビジネスを展開し、
同時 にサステナブルな社会の実現を目指していく。これからも この歩みを止めることはありません。
未来に向けたビジョ ンをお客様と共有しながら、
AWS はパスファインダーを 目指すお客様の挑戦に全力で伴走していきます。
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