リファレンスデプロイ

AWS での Solace PubSub+ メッセージルーター

ハイブリッドクラウド、IoT、モバイルアプリケーション、イベント駆動型マイクロサービス向けのエンタープライズグレードのメッセージングとストリーミング

このパートナーソリューションは、Amazon Web Services (AWS) クラウドに Solace PubSub+ をデプロイします。Solace PubSub+ は、アプリケーションとマイクロサービス間のイベント駆動型の通信を場所にかかわらず確立するメッセージブローカーです。

このパートナーソリューションでは、AWS CloudFormation テンプレートを使用して、Solace PubSub+ メッセージブローカーを耐障害性のある高可用性 (HA) 冗長化グループにデプロイします。このパートナーソリューションを使用して新しい仮想プライベートクラウド (VPC) を構築することもできますし、既存の VPC に Solace PubSub+ メッセージブローカーをデプロイすることもできます。

注意: このパートナーソリューションの以前のバージョンは Solace Virtual Message Router (VMR) という製品名で公開されていました。Solace は製品スイートの名称を変更し、VMR は Solace PubSub+ と呼ばれるようになりました。詳細は PubSub+ Event Broker: ソフトウェアを参照してください。 

このパートナーソリューションは AWS とのコラボレーションのもと Solace Corporation により開発されたものです。Solace は AWS パートナーです。


AWS Service Catalog の管理者は、このアーキテクチャをご自分のカタログに追加できます。 

  •  構築するもの
  • このパートナーソルーションでは以下のセットアップを行います。

    • 3 つのアベイラビリティーゾーンにまたがる可用性の高いアーキテクチャ。* 
    • AWS ベストプラクティスに基づくパブリックサブネットとプライベートサブネットで構成される VPC。これにより、AWS で独自の仮想ネットワークが提供されます。*

    • 注意: 可能な場合には、本番システムでは 3 つのアベイラビリティーゾーンを使用します。パートナーソリューションを 2 つのアベイラビリティーゾーンにデプロイすることを選択した場合、メッセージブローカーのバックアップインスタンスとモニタリングインスタンスは同じアベイラビリティーゾーンに配置されます。テストまたは概念実証 (PoC) 環境では、プライベートサブネットの省略を選択することもできます。*
     
    • 各サブネットにインターネットアクセスを提供するインターネットゲートウェイ。このゲートウェイは踏み台ホストのトラフィックの送受信に使用されます。*
    • ロードバランサーによるヘルスチェック機能のサポート (Classic Load Balancer を使用)。*
    • 各パブリックサブネットに、マネージド NAT ゲートウェイ。メッセージブローカーインスタンスのアウトバウンドのインターネットアクセスを可能にします。*
    • 各パブリックサブネットに、Auto Scaling グループ内の Linux 踏み台ホスト。メッセージブローカーインスタンスへのインバウントのセキュアシェル (SSH) アクセスを可能にします。*
    • 各プライベートサブネットに、HA ロールが割り当てられた 1 つのメッセージブローカーインスタンス。このインスタンスでは、自動復旧のために Amazon CloudWatch アラームがセットアップされます。各メッセージブローカーインスタンスには Docker がインストールされており、メッセージブローカーインスタンスのインストールおよび実行は Docker コンテナ内で行われます。
    • CloudWatch のログ記録のサポート。これにはインストール時のイベントを記録するログファイル /tmp/install-solace.log が含まれます。

    * パートナーソリューションを既存の VPC にデプロイするテンプレートは、アスタリスクが付けられたコンポーネントをスキップし、既存の VPC 設定に誘導します。

  •  デプロイ方法
  • デプロイガイドの指示に従って、このパートナーソリューションをデプロイします。これにはこれらのステップが含まれます。スタックの起動には、約 20 分かかります。 

    1. AWS アカウントにサインインします。アカウントをまだお持ちでない場合は、https://aws.amazon.com でサインアップしてください。 
    2. Solace PubSub+ Docker イメージのリファレンスを取得します。詳細については、デプロイガイドをご覧ください。
    3. パートナーソリューションを起動します。スタックを作成する前に、上部のツールバーからリージョンを選択します。次の 2 つのオプションから選択できます。
    4. Solace コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用してデプロイをテストします。

    Amazon は、本ソリューションで AWS と協力した AWS パートナーとユーザーデプロイ情報を共有する場合があります。  

  •  コストとライセンス
  • このパートナーソリューションリファレンスデプロイの実行中に使用した AWS のサービスおよびサードパーティーライセンスのコストは、お客様のご負担となります。パートナーソリューションを使用しても追加コストは発生しません。

    このパートナーソリューションの AWS CloudFormation テンプレートには、カスタマイズ可能な設定パラメータが含まれています。インスタンスタイプなどの設定の一部は、デプロイにかかるコストに影響します。料金の見積もりについては、利用する AWS の各サービスの料金ページを参照してください。料金は変更される場合があります。

    ヒント: パートナーソリューションをデプロイした後、 AWS Cost and Usage Report を作成して、パートナーソリューションに関連するコストを追跡します。 これらのレポートは、お客様のアカウントでの Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットへの請求メトリクスを提供します。毎月の使用量に基づいてコストを見積もり、月末のデータを集計します。レポートの詳細については、 AWS Cost and Usage Report とは?を参照してください。

    このパートナーソリューションを使用して、PubSub+ Standard または PubSub+ Enterprise をデプロイすることができます。Solace PubSub+ メッセージブローカーを使用することにより、Solace ウェブサイトの License Agreement for Solace Software に記載されている利用規約に同意したものとします。