2024 株式会社 Helical Fusion
Helical Fusion、大量計算リソースでシミュレーション速度を 8 倍以上高速化し、世界初の商用核融合炉に向けた開発を加速
エネルギー&ユーティリティ
概要
核融合炉を開発する国内スタートアップの株式会社 Helical Fusion(ヘリカルフュージョン)。同社はアマゾン ウェブ サービス(AWS)のスタートアップ支援プログラム AWS Activate の活用や、AWS ParallelCluster、Hpc7a インスタンスによる HPC 環境の構築などによって、設計シミュレーションの速度が 8 倍以上になりました。最大 1 万物理コアの計算リソースをもとに、世界初の商用核融合炉の完成を目指しています。

課題・ソリューション・導入効果

AWS の HPC 環境における計算時間の短縮は、いかに早く成果を出すかが問われるスタートアップにとって、大きな意味を持ちます
田口 昂哉 氏
株式会社Helical Fusion 共同創業者 代表取締役 CEOアーキテクチャ

株式会社 Helical Fusion
磁場閉じ込め方式(ヘリカル方式)で核融合の社会実装を目指すスタートアップ。核融合科学研究所出身の宮澤順一氏、後藤拓也氏と、金融機関での M&A 案件などを経験した田口昂哉氏が共同で 2021年 10 月に創業。「人類は核融合で進化する」をビジョンに、究極の脱炭素社会を目指している。現在、世界初の定常核融合炉の実現に向けて、核融合炉本体と、核融合を実現するための要素技術の開発を進めている。
取組みの成果
8 倍以上 - 計算時間の短縮
最大 1 万物理コア - AWS ParallelCluster による大規模計算リソース
最大 10 万 USD - AWS Activate で提供されるクレジット
Time to Market の短縮
世界初の計算に成功
本事例のご担当者
田口 昂哉 氏

中村 誠 氏

金田 健一 氏
