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Vanguard、Amazon ECS と AWS Fargate を使って投資家への価値を増加

2021 年

規制が厳しい金融サービス業界では、セキュリティが最も重要です。そのため、Vanguard グループ (Vanguard) がオンプレミスインフラストラクチャからアマゾン ウェブ サービス (AWS) への統合を考えたときには、注意深く決定しなければなりませんでした。「Vanguard はリスクに敏感な会社です」と、Vanguard のクラウドコンピューティングプラットフォームを率いる Bill McEwan 氏は言います。「とはいえ、AWS の価値提案は、よく検討する価値がありました。その進め方に満足したところで、迅速かつ積極的にクラウドへの移行をスタートしました」。

2015 年に AWS への移行を開始して以来、Vanguard は大きな利点を得ています。例えば、Vanguard は AWS サービスを利用したおかげで、IT 部門がサーバーを管理する必要がなくなりました。その結果、デベロッパーが革新的な新しいマイクロサービスの構築や、既存アプリケーション強化に使える時間が増え、Vanguard の市場投入までのスピードが 3 か月から 24 時間に上がりました。

市場投入までのスピードは、Vanguard だけが得た利点ではありません。Vanguard は、AWS Fargateと共に、フルマネージドのコンテナオーケストレーションサービスである Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) を選択しています。AWS Fargate は、安全でサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウドで提供するウェブサービスである Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) のプロビジョニングと管理が不要になるサーバーレスコンピューティングサービスです。さらに、AWS Fargate の新しい購入オプションを利用して、この金融サービス会社はコストを 50 % 削減しました。

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AWS Fargate Spot によって単価が下がり、AWS に移行するビジネスケースが強化されました。この最適化のおかげで、毎月、提供できるドル価格は増加しています。効率化による株主への利益還元は、私たちの全社的なミッションの中核です。

Tim Treston 氏
Vanguard、クラウドビジネスオフィス、シニアマネージャー

コンテナ化されたアプリケーションを通じたセキュリティ改善

Vanguard はペンシルバニア州に本社がある顧客保有金融サービス会社です。現在、3,000 人のデベロッパーを含む 17,000 人を超える従業員が働いています。Vanguard のマイクロサービス環境は約 1,000 種類のさまざまなアプリケーションを包含しており、2024 年までにその 90 % を AWS に移行することを目標としています。

移行前は、Vanguard は何十年もオンプレミスのシステムを使用していました。テクノロジー分野の進化に対応し、将来のビジネスニーズを予測するためには、インフラストラクチャの拡張が必要ということは、同社にはわかっていました。また、クラウドに移行したおかげで、Vanguard は DevOps のプラクティス実施を開始し、より多くのマイクロサービスをより速くで生み出すことができるようになりました。「AWS への移行は、まさに Vanguard の IT の成熟に関するものです」と McEwan 氏は語ります。「テクノロジーとその関連する利点は氷山の一角にすぎないという見解に賛同します。そして、DevOps のような大きくてパワフルなコンセプトを考えると、クラウドへの旅は私たちがそこに行くのを助けてくれるものです」。

Vanguard は、長期的成長を支えるため必要なスケーラビリティ、コスト効率、および災害対策機能の範囲を決定した後、移行を開始しました。利用できるクラウドプロバイダーを紙面で検討した結果、Vanguard は AWS への移行を選択しました。「AWS がクラウドに先駆けて提供したのは、キーマネージメントサービスです」と Vanguard のシニアエンタープライズアーキテクトである Matt Lanza 氏は説明しています。「今では、クラウドに自分たちのデータを安心して保管できるようにするために必要な範囲で、キーマテリアルを管理できるようになりました」。

Amazon ECS と AWS Fargate を使用してアプリケーションを管理して、Vanguard は社内チームがアプリケーションごとリソースを指定して支払えるようにし、設計でアプリケーションの分離してセキュリティを改善しています。また、Vanguard は、AWS Fargate を使用して Amazon ECS クラスターを実行し、コンテナ用のサーバーレスコンピューティング性能を提供しています。AWS Fargate は、インスタンスの選択やクラスター容量の拡張の必要性を大幅に削減し、各タスクを独立したコンピューティング環境で実行します。「AWS Fargate を使用すると、アプリケーションを大規模に実行するインフラストラクチャを提供する必要がないため、安定性が格段に向上しました」と Lanza 氏は言います。「AWS Fargate は、セキュリティの観点とメンテナンスの観点から完全に管理されています。問題があるとしても、何百、何千ものアプリケーションに影響を与えるより、その 1 つのアプリケーションだけで完結するでしょう」。 こういった AWS のサービスを使って、Vanguard は人件費とハードウェアコストを削減しています。

消費ベースのコストモデルへの移行

ハードウェアの事前プロビジョニングに基づくコストモデルから、消費ベースのコストモデルに移行して、Vanguard はインフラストラクチャコストの透明性と説明責任を高めました。「共有プロビジョニングベースのモデルでは、インフラストラクチャ支出を実際のビジネス価値に結びつけることが困難な場合があります」と、Vanguard のクラウドビジネスオフィスのシニアマネージャーである Tim Treston 氏は述べています。「消費ベースのモデルでは、最低資産レベルまで透明性が確保されています。Vanguard がインフラストラクチャ予算をどこに投資しているかを理解し、これらの投資の機会費用についてキーステークホルダーと実際に話し合えるため、この情報は貴重です。今日、このような透明性を得ることができたので、当社のクラウドプログラムを前進させ、効率的な成長を促進できます」。

コスト最適化は、Vanguard のビジネスにとって優先事項です。コストが下がると、投資家に提供できる価値を増やせます。このコアバリューを維持するために、Vanguard クラウドビジネスオフィスと Amazon ECS チームは毎月ミーティングを行い、移行コストの見直しをし、最適化する領域を特定しました。AWS Fargate の新たな購入オプションである AWS Fargate Spot を使うと、デベロッパーが大幅な割引価格で、タスクを予備容量で起動できることがわかると、Vanguard はさらなるコスト削減が可能であると実感しました。「AWS Fargate ステップは進化段階でした」と Lanza 氏は言います。「登場時に、当社はすぐに大規模な採用戦略を考えました。現在では、アプリケーションをデプロイする際に、自動的に空き予備容量を確保して実行できます。当社のチームが何もしなくても、こうなる可能性があります」。

このオートメーションを導入した後、Vanguard はコストを 50% 削減し、Amazon ECS と AWS Fargate の請求額を毎月数十万ドル削減しました。「AWS Fargate Spot によって当社の単価が下がり、AWS に移行するビジネスケースが強化されました」と Treston 氏は言います。「この最適化のおかげで、毎月、提供できるドル価格は増加しています。効率化による株主への利益還元は、私たちの全社的なミッションの中核です」。

回復性を高め、成長を続ける

Vanguard の Amazon ECS および AWS Fargateソリューション責任者の Brian Kiefer 氏は、次のように語ります。「AWS のサービスを利用することで、Vanguard は消費モデルに基づくシステムをシームレスに構築し、透明性とデプロイ頻度を高め、コスト削減を実現しました。その結果、AWS Fargate 上の Amazon ECS を使用して Vanguard マイクロサービスを実行する移行経路を実現できました。同社は、米国、オーストラリア、ヨーロッパの主要ビジネスラインの AWS サービス上で 850 を超える本番稼働用アプリケーションを稼働させており、2020 年 5 月以降、AWS Fargate と Amazon ECS ソリューションを使用して約 275% の成長を遂げています。Vanguard は、AWS への移行を進めながら、重要なワークロードにマルチリージョン戦略を採用して、回復性の向上を計画しています。

今後も AWS 上で革新的なソリューションを構築していきたいと考えています。複数の AWS 製品チームと常に対話することで、Vanguard は AWS サービスの利用を改善・効率化する直接フィードバックを提供できます。「当社は AWS リソースをどのように利用できるかを観察して、組織として大きく成長しました」と Lanza 氏は言います。「今後の自社の行く末に大きな影響力を維持していると今、感じています」。


Vanguard グループについて

Vanguard グループは、世界最大級の投資運用会社としての役割を果たしている金融顧問会社です。Vanguard は、米国ペンシルバニア州マルバーンを本拠地にし、世界各地に 19 の拠点があり、全世界で 6.2 兆 USD を超える資産運用を行っています。

AWS の利点

  • マイクロサービスの市場投入までのスピードが 3 か月から 24 時間に上がりました
  • 単価を50%削減
  • Amazon ECS と AWS Fargate の月額費用を数十万円削減
  • 災害対策、スケーラビリティ、回復性の強化

利用している AWS のサービス

Amazon ECS

Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) は、フルマネージドのコンテナオーケストレーションサービスです。

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AWS Fargate

AWS Fargate は、Amazon Elastic Container Service (ECS) と Amazon Elastic Kubernetes Service (EKS) の両方で動作する、コンテナ向けのサーバーレスコンピューティングエンジンです。

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AWS Fargate スポット

AWS Fargate Spot は、中断耐性の高い Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) タスクを Fargate 料金の最大 70% 割引で実行できる、AWS Fargate の新機能です。

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Amazon EC2

Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) は、安全でサイズ変更可能なコンピューティング性能をクラウド内で提供するウェブサービスです。デベロッパーがウェブスケールのクラウドコンピューティングを簡単に利用できるように設計されています。

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開始方法

あらゆる業界のさまざまな規模のお客様が、AWS を活用してビジネスを日々変革しています。AWS のエキスパートにお問い合わせのうえ、今すぐ AWS クラウドジャーニーを開始しましょう。