リファレンスデプロイ

Citrix ADC VPX for Web Applications on AWS

一体型アプリケーション配信コントローラ (ADC)

このパートナーソリューションは、高可用性 (HA) を実現するための Citrix Application Delivery Controller (ADC) VPX を Amazon Web Services (AWS) にデプロイします。

Citrix ADC VPX では、 最新の Layer 4 (L4) ロードバランシング、Layer 7 (L7) トラフィック管理、グローバルサーバーロードバランシング、サーバーオフロード、アプリケーションアクセラレーション、アプリケーションセキュリティ、およびその他の重要なアプリケーション配信機能をビジネス用途向けに提供します。 

このパートナーソリューションは、概念実証を構築およびテストしたり、ウェブアプリケーションのフロントエンドとして Citrix ADC VPX の高可用性デプロイを使用して本番環境対応のソリューションを作成したいユーザー向けです。

Cisco のロゴ

このパートナーソリューションは Citrix Systems と AWS が共同開発しました。Citrix Systems は AWS パートナーです。


AWS Service Catalog の管理者は、このアーキテクチャをご自分のカタログに追加できます。 

  •  構築するもの
  • このパートナーソリューションは次を設定します。

    • AWS のベストプラクティスに従って、2 つのパブリックサブネットと 4 つのプライベートサブネットで設定された 2 つのアベイラビリティーゾーンにまたがる仮想プライベートクラウド (VPC)。/16 Classless Inter-Domain Routing (CIDR) ブロック (65,536 個のプライベート IP アドレスを持つネットワーク) を備えた AWS 上の独自の仮想ネットワークを提供します。*
    • 2 つの Citrix ADC VPX に、それぞれ 1 つずつアベイラビリティゾーンを定義します。
    • 関連インスタンスのためにトラフィックを制御するファイヤーウォールとして機能する 3 つのセキュリティグループを、それぞれに 1 つのネットワークインターフェース (管理、クライアント、サーバー) を割り当てて作成します。
    • パブリックサブネット内:
      • マネージド Network Address Translation (NAT) ゲートウェイ。プライベートサブネット内のリソースへのアウトバウンドのインターネットアクセスを提供します。*
      • Auto Scaling グループに含まれる Linux Bastion ホストにより、パブリックサブネットおよびプライベートサブネット内の Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスへのインバウンドの Secure Shell (SSH) アクセスを可能にします。*
      • クライアント用の Elastic Network Interface (パブリック)
      • Elastic IP アドレスをプライマリー ADC VPX インスタンスの仮想サーバー IP (VIP) にアタッチします。 
    • プライベートサブネット内で、管理サブネット用プライベート IP (NSIP) アドレスと、バックエンドサーバーサブネット用プライベート IP (SNIP) アドレスを持つネットワークを構成します。
    • Citrix ADC VPX の高可用性とロードバランシング構成を処理するように AWS Lambda 関数を定義します。
    • お客様のユーザーによる AWS のサービスおよびリソースへのアクセスを安全に制御するための AWS Identity and Access Management (IAM) ロール。

    * パートナーソリューションを既存の VPC にデプロイするテンプレートは、アスタリスクが付けられたコンポーネントをスキップし、既存の VPC 設定にユーザーを誘導します。

  •  デプロイ方法
  • デプロイガイドの指示を参照すると、AWS での Citrix ADC VPX をおよそ 15 分でデプロイできます。デプロイプロセスには、次のステップが含まれます。

    1. AWS アカウントをお持ちでない場合は、https://aws.amazon.com でサインアップし、アカウントにサインインしてください。
    2. Citrix ADC VPX の Amazon マシンイメージ (AMI) にサブスクライブします。利用可能な他の AMI ついては、デプロイガイドをご参照ください。
    3. パートナーソリューションを起動します。次の 2 つのオプションから選択できます。
    4. デプロイをテストします。

    Amazon は、本ソリューションで AWS と協力した AWS パートナーとユーザーデプロイ情報を共有する場合があります。  

  •  コストとライセンス
  • このパートナーソリューションではサブスクリプションが必要です。Citrix ライセンスの詳細については、「Products and License Models」(製品とライセンスモデル) を参照してください。

    現時点でライセンスファイルのご購入を希望しない場合、パートナーソリューションは Citrix ADC VPX—Customer Licensed AMI をサブスクライブできます。これは 21 日間無料で使用でき、AWS Marketplace から入手できます。追加の料金、規約、条件が適用される場合があります。

    このソリューションの実行中に使用した AWS のサービスおよびサードパーティーライセンスのコストは、お客様のご負担となります。このソリューションを使用しても追加コストは発生しません。

    このソリューションには、カスタマイズ可能な設定パラメータが含まれています。インスタンスタイプなどの設定の一部は、デプロイにかかるコストに影響します。料金の見積もりについては、利用する AWS の各サービスの料金ページを参照してください。料金は変更される場合があります。

    ヒント: ソリューションをデプロイした後、 AWS Cost and Usage Report を作成し、関連するコストを追跡します。これらのレポートは、お客様のアカウントでの Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットへの請求メトリクスを提供します。毎月の使用量に基づいてコストを見積もり、月末のデータを集計します。詳細については、 AWS Cost and Usage Report とはを参照してください。