Amazon Timestream は、モノのインターネット (IoT) やリアルタイムモニタリングなどのアプリケーションの時系列データの保存と分析に役立つ、高速でスケーラブルなデータベースサービスです。Timestream を利用すると、数回クリックするだけでクラウド上で時系列データベースを設定、操作、スケールできます。Timestream は、低レイテンシーのクエリから大規模なデータインジェストまで、さまざまなワークロードに対応する、フルマネージド型の時系列データベースエンジンを提供します。 

Timestream はサーバーレス設定とインスタンスベース設定の両方を提供し、さまざまな運用ニーズをサポートします。その従量制料金のオンデマンド料金モデルは、最大限の柔軟性とコスト効率を提供します。これにより、特定の要件に最適なデータベースエンジンと設定を選択できます。高パフォーマンスのためにスケールアップする場合でも、コスト削減のために最適化する場合でも、Timestream のカスタマイズ可能なアプローチにより、ワークロードに最適な時系列データベースエンジンを選択できます。使用したリソースについての料金のみをお支払いいただくため、このソリューションは動的かつ効率的なデータ管理にとって理想的です。

Amazon Timestream for InfluxDB 新着!

Amazon Timestream for InfluxDB は、可用性の高い、オープンソースのマネージド時系列データベースであり、クラウドでの InfluxDB インスタンスの設定、操作、スケールをシンプルにします。オンデマンドデータベース (DB) インスタンスでは、長期契約なしで、データベースインスタンスの実行時間あたりのコンピューティングキャパシティの料金を支払うことができます。これにより、ハードウェアの計画、購入、メンテナンスにかかるコストや複雑さから解放されます。データベースインスタンスとストレージの料金は、選択した設定に基づきます。

料金 (データベースインスタンス別)

Amazon Timestream for InfluxDB は、シングル AZ 配置とマルチ AZ 配置の両方のデプロイ、最適化されたインスタンスクラス、およびワークロード要件に合わせて選択できるストレージタイプをサポートしています。 

  • シングル AZ 配置およびマルチ AZ 配置の料金は両方とも、データベースンスタンスの起動から終了または削除までに消費された DB インスタンス時間単位で計算されます。
  • マルチ AZ 配置の場合、インスタンスの料金は Amazon Timestream for InfluxDB プライマリインスタンスとセカンダリレプリカの両方に適用されます。
  • 1 時間未満のデータベースインスタンス時間については、DB インスタンスクラスの作成、起動、変更などの請求対象となるステータス変更後に、10 分間を最低料金として、秒単位で請求されます。
  • シングル AZ 配置
  • インスタンス料金

    コンピューティングのオンデマンド料金:

  • マルチ AZ 配置
  • インスタンス料金

    コンピューティングのオンデマンド料金:

データベースストレージ別の料金

データベースストレージは GB/月ごとに課金されます。この金額は、選択したストレージタイプとデータベースに割り当てられたストレージボリュームによって決まります。Amazon Timestream for InfluxDB データベースは、次のストレージタイプをサポートしています。

Influx I/O 込みストレージ: このストレージオプションは、極めて多くの I/O が発生する InfluxDB 時系列ワークロードのニーズを満たすように設計されています。選択できるオプションは 3 つあります: Influx I/O 込みストレージ (3K IOPS を含む) (最小サイズ 20 GiB)、Influx I/O 込みストレージ 12K IOPS (最小サイズ 400 GiB)、および Influx I/O 込みストレージ 16K IOPS (最小サイズ 400 GiB)。

  • シングル AZ 配置
  • ストレージの料金

    ストレージのオンデマンド料金:

  • マルチ AZ 配置
  • ストレージの料金

    ストレージのオンデマンド料金:

データ転送の料金

  • Amazon Timestream for InfluxDB と、同じアベイラビリティーゾーン内の Amazon EC2 インスタンス間で転送されるデータ

 無料。 

  • マルチ AZ 配置のレプリケーションを目的とするアベイラビリティーゾーン間のデータ転送

無料。

  • VPC の外部の Amazon Timestream for InfluxDB インスタンス

同じリージョンの異なるアベイラビリティーゾーンで EC2 インスタンスと Amazon Timestream for InfluxDB インスタンスの間でデータを転送する場合、Amazon Timestream for InfluxDB インスタンスの送受信トラフィックにデータ転送料金は発生しません。EC2 インスタンスで送受信されるデータ転送についてのみ課金され、標準の EC2 リージョナルデータ転送料金 (GiB 入出力あたり 0.01 USD) が適用されます。

  • VPC の内部の Amazon Timestream for InfluxDB インスタンス

同じリージョンの異なるアベイラビリティーゾーンで EC2 インスタンスと Amazon Timestream for InfluxDB インスタンスの間でデータを転送する場合、EC2 リージョンデータ転送料金が送信側と受信側の両方で発生します。

地域

Amazon Timestream for LiveAnalytics

Amazon Timestream for LiveAnalytics は、1 分あたり数 GB の時系列を取り込むように自動的にスケールするサーバーレス時系列データベースです。LiveAnalytics は、次のオペレーションに基づいて課金します。 

  • 書き込み: アプリケーションからテーブルに書き込まれたデータ量 (最も近い KiB に丸められます)。
  • クエリ: クエリ結果の計算中に Timestream for LiveAnalytics サーバーレス分散クエリエンジンによってスキャンされたデータ量 (最小 10 MiB で、最も近い MiB に丸められます)。
  • メモリストア: 各テーブルのメモリストアに格納されているデータ量 (GB-月単位で請求)。
  • マグネティックストア: 各テーブルのマグネティックストアに格納されているデータ量 (GB-月単位で請求)。

クエリ

クエリは、Amazon Timestream のサーバーレス分散クエリエンジンが、お客様のアプリケーションから送信されたクエリや、お客様が設定したスケジュールクエリのデータを計算しながら、スキャンした時系列データの量に基づいて課金され、クエリごとに最小 10 MB となります。

メモリストア

メモリストアの料金は、各 Amazon Timestream テーブルのメモリストアに格納された時系列データの量に基づいて計算されます。

マグネティックストア

マグネティックストアの料金は、各 Amazon Timestream テーブルのマグネティックストアに格納された時系列データの量に基づいて計算されます。

無料利用枠

Amazon Timestream for LiveAnalytics は AWS 無料利用枠に含まれており、無料で使用を開始できます。新規のお客様には、サインアップしていただくと、Timestream for LiveAnalytics の 1 か月間の無料トライアル中に、データインジェスト用に 50 GB、マグネティック階層ストレージ 100 GB、メモリ階層ストレージ 750 GB、クエリの使用のために 750 GB をご利用いただけます。

料金の例

Timestream for InfluxDB を利用した無停電電源装置システムのリアルタイムインフラストラクチャモニタリング

5,000 台を超える UPS (無停電電源装置) デバイスを管理するために設計されたリアルタイムインフラストラクチャモニタリングシステムを想像してみましょう。このシステムは、重要なメトリクスをリアルタイムで分析して、これらのデバイスの信頼性と効率を実現することを目指しています。

各 UPS デバイスは 10 秒ごとにデータを送信します。このデータには、入力/出力電圧、負荷容量、温度、バッテリー充電レベルの 5 つの主要フィールドが含まれます。これらのフィールドに加えて、各データパケットには 4 つの必須タグ(deviceId、deviceModel、location、manufacturer) が含まれており、メトリクスにコンテキスト情報のレイヤーを追加します。

モニタリングプロセスは、洗練されたダッシュボードシステムを通じて実行されます。これらのダッシュボードは 60 秒ごとに更新され、各サイクルで合計 15 件のクエリを実行するようにプログラムされています。この設定により、接続されているすべての UPS デバイスのステータスとパフォーマンスをほぼリアルタイムで把握でき、適時な意思決定とアクションが可能になります。

このシステムのもう 1 つの重要な機能は、自動異常検出機能です。タスクは 10 秒ごとに実行されるように設定されており、事前定義されたしきい値からの逸脱がないかを確認するために着信データを注意深くスキャンします。異常を検出すると、システムは速やかにアラートをトリガーし、潜在的な問題に即座に対応できるようにします。

この広範なデータ処理とリアルタイムモニタリングシステムの要求をサポートするには、堅牢なデータベースインフラストラクチャが不可欠です。400 GiB の Influx IO 込みストレージを備え、3,000 IOPS を処理できる db.Influx.2xlarge インスタンスは、このワークロードに最適です。

シングル AZ 配置のコスト (月額)

  • コンピューティングコスト: 697.88 USD
    • db.Influx.2xlarge インスタンスに基づいています。
    • 1 か月間に毎日 24 時間稼働します。
    • 料金: 0.956 USD/時間。
    • 合計時間: 730 (1 か月)。
  • ストレージコスト: 40.00 USD
    • 400 GiB の Influx IO 込みストレージ (3K IOPS)。
    • 料金: 0.10 USD/GB-月。
    • シングル AZ 設定。
  • 合計月額コスト: 737.88 USD
     

マルチ AZ 配置のコスト (月額)

  • コンピューティングコスト: 1,396.49 USD
    • マルチ AZ db.Influx.2xlarge インスタンスに基づいています。
    • 1 か月間に毎日 24 時間稼働します。
    • 料金: 1.913 USD/時間。
    • 合計時間: 730 (1 か月)。
  • ストレージコスト: 80 USD
    • 400 GiB の Influx IO 込みストレージ (3K IOPS)。
    • 料金: 0.20 USD/GB-月。
    • マルチ AZ 設定。
  • 合計月額コスト: 1,476.49 USD

Timestream for InfluxDB を利用したホームセキュリティシステム向けのリアルタイム IoT モニタリング

80,000 を超える IoT ホームオートメーションおよびセキュリティのお客様のネットワーク向けに設計されたリアルタイムセキュリティモニタリングサービスについて考えてみましょう。ホームコントロールセントラルユニットは、60 秒ごとに、6 個のタグと 15 個のフィールドで構成される包括的なデータセットを InfluxDB ベースのデータベースシステムに送信します。 

これらのセントラルユニットから受信したデータは、インサイトに富んだ傾向レポートとレコメンデーションを生成するために、より大規模に集約および分析されます。その後、これらのレポートとレコメンデーションはエンドユーザーに提供され、ホームセキュリティとオートメーションの設定の最適化をサポートします。

日常的なデータに加えて、ホームデバイスは、特にセキュリティの側面に焦点を当てた、別個のカテゴリのリアルタイムイベントも生成します。これらのセキュリティイベントは、専門のコントロールセンターによってリアルタイムでモニタリングされます。コントロールセンターには、約 50 件のクエリを実行し、30 秒ごとに更新される高度なダッシュボードが備わっています。この設定により、接続されているすべての住宅全体のセキュリティステータスの概要がほぼ瞬時に表示されます。

さらに、このシステムは、特定の種類のイベントを 5 秒間隔で自動的に精査するように設計されています。この機能により、特定の条件が満たされたときに外部システムへの自動通知を即時に生成できるため、セキュリティ問題におけるシステムの応答性が大幅に向上します。

この継続的なデータ処理要件に対応するには、リアルタイムのセキュリティイベントモニタリングとともに、堅牢なデータベースインフラストラクチャが必要です。12,000 IOPS (入出力操作毎秒) で設定され、600 GiB の Influx IO 込みストレージを備えた db.Influx.8xlarge インスタンスは、このワークロードの処理に適しています。

シングル AZ 配置のコスト (月額)

  • コンピューティングコスト: 2,792.25 USD
    • db.Influx.8xlarge インスタンスに基づいています。
    • 1 か月間に毎日 24 時間稼働します。
    • 料金: 3.825 USD/時間。
  • 合計時間: 730 (1 か月)。
  • ストレージコスト: 210 USD
    • 600 GiB の Influx IO 込みストレージ (12K IOPS)。
    • 料金: 0.35 USD/GB-月
    • シングル AZ 設定。
  • 合計月額コスト: 3,002.25 USD


マルチ AZ 配置のコスト (月額)

  • コンピューティングコスト: 5,584.50 USD
    • マルチ AZ db.Influx.8xlarge インスタンスに基づいています。
    • 1 か月間に毎日 24 時間稼働します。
    • 料金: 7.65 USD/時間。
    • 合計時間: 730 (1 か月)。
  • ストレージコスト: 420 USD
    • 600 GiB の Influx IO 込みストレージ (12K IOPS)。
    • 料金: マルチ AZ 設定あたり 0.70 USD/GB-月。
  • 合計月額コスト: 6,004.50 USD

Timestream for InfluxDB を利用した e コマースのユーザー行動分析

ユーザー行動分析を通じたコンバージョン率の最適化に重点を置いた、中規模の e コマースプラットフォームについて考えてみましょう。このウェブサイトには 400 万人の個人が登録されているユーザーベースがあり、毎日約 200,000 人のユーザーがアクティブになっています。このアクティビティは毎日約 1,000 万件のイベントに相当します。

ウェブサイトのテレメトリシステムは、リアルタイムイベントをキャプチャするように設計されており、各イベントは 8 個のタグと 3 個のフィールドで構成されるレコードを生成します。ユーザーは、ユーザー ID (既知または匿名のいずれか)、デバイスタイプ、および UTM タグの組み合わせを通じて識別されます。一方、各テレメトリイベントは、イベントの種類、ロードにかかる時間、イベントのソース (広告、レビュー、検索など) という 3 つの主な属性によって特徴付けられます。

このリッチな時系列データセットは、製品のレコメンデーションの最適化、広告のローテーション、バナーの戦略的な配置など、ユーザーエクスペリエンスのさまざまな側面を強化するために集約および分析されます。このシステムは 5 分ごとに 100 件を超えるクエリを実行し、さまざまな種類のデータ集計が行われます。これらの集計は、機械学習モデルの継続的な更新と最適化に不可欠です。

16,000 IOPS (入出力操作毎秒) を実現でき、800 GiB の Influx IO 込みストレージで設定された db.Influx.16xlarge インスタンスは、このワークロードの処理に適しています。

シングル AZ 配置のコスト (月額)

  • コンピューティングコスト: 5,584.50 USD
    • db.Influx.16xlarge インスタンスに基づいています。
    • 1 か月間に毎日 24 時間稼働します。o 料金: 7.65 USD/時間。
    • 合計時間: 730 (1 か月)。
  • ストレージコスト: 400 USD
    • 800 GiB の Influx IO 込みストレージ (16K IOPS)。
    • 料金: 0.50 USD/GB-月。
    • シングル AZ 設定。
  • 合計月額コスト: 5984.50 USD


マルチ AZ 配置のコスト (月額)

  • コンピューティングコスト: 11,169 USD
    • マルチ AZ db.Influx.16xlarge インスタンスに基づいています。
    • 1 か月間に毎日 24 時間稼働します。
    • 料金: 15.30 USD/時間。
    • 合計時間: 730 (1 か月)。
  • ストレージコスト: 800 USD
    • 800 GiB の Influx IO 込みストレージ (16K IOPS)。
    • 料金: 1 USD/GB-月。
    • マルチ AZ 設定。
  • 合計月額コスト: 11,969 USD

Timestream For LiveAnalytics を利用した動画ストリーミングアプリケーションのパフォーマンスと正常性のモニタリング

2,000 の EC2 インスタンスで動作する動画ストリーミングサービスを想像してみましょう。このサービスは、ストリーミングメトリクスをリアルタイムで分析して、アプリケーションのパフォーマンスを評価し、異常を特定するとともに、問題を解決して、最適化の機会を明らかにすることに重点を置いています。すべての EC2 インスタンスは、動画の起動時間、再バッファリング率、動画再生エラー、平均フレームレートという 4 つの重要なメトリクスを継続的に出力します。これらのメトリクスは毎秒キャプチャされるため、ストリーミングの質をきめ細かく把握できます。

異常を検出するために、システムは 1 分ごとに実行される 10 件のクエリで設定されており、直近 10 分間のデータを精査して異常がないかを確認します。さらに、8 個のウィジェットを備えたダッシュボードが直近 6 時間のデータを表示するように設定されており、効果的なモニタリングのための包括的なビューを提供します。このダッシュボードは 5 名のユーザーが同時にアクセスできるように設計されており、1 時間ごとに更新されます。

Amazon Timestream for LiveAnalytics データベースは、この設定で中心的な役割を果たします。メモリストアには 6 時間分のデータ、マグネティックストアには 6 か月分のデータが保存され、即時および長期のデータ可用性を実現します。さらに、データストレージにマルチメジャーレコードを選択することで、効率を損なうことなくコストを最適化します。

月額コストの見積もり

データインジェスト

  • 1 秒あたりに取り込まれるレコード: 2,000 件。
  • 書き込みリクエストのレート: 1 秒あたり 20 (2,000 件のレコード/100 バッチサイズ)。


コストの内訳

  • 書き込みコスト: 183.96 USD
    • マルチメジャーレコードを使用すると、一般的な時系列レコードのサイズは 70 バイトになります (各レコードには、varchar 型の 3 次元 (10 バイト) と double 型の 4 つのメジャー (8 バイト)、タイムスタンプ用に 8 バイトが含まれます)。
    • 1 秒あたりに取り込まれるレコード数: 2000 件 (各 EC2 マシンは 1 件のレコードを送信します)。これらのレコードは、書き込みリクエストで 100 個のバッチに分けて取り込むことをお勧めします。
    • 計算: 20 件のリクエスト/秒 * 7 KiB/リクエスト* 3,600 秒/時間 * 730 時間/月 * 0.50 USD/100 万回の書き込み (1 KiB)。
  • メモリストアのコスト: 74.47 USD
    • 計算: 70 バイト/レコード* 2,000 件のレコード/秒 * 3,600 秒/時間 * 730 時間/月 * 6 時間 * 0.036 USD/GB-時間。
  • マグネティックストアのコスト: 66.22 USD
    • 計算: 70 バイト/レコード* 2,000 件のレコード/秒 * 3,600 秒/時間 * 730 時間/月 * 6 か月間 * 0.03 USD/GB-月。
    • クエリコスト: 48.56 USD/月
    • アラートクエリ: 43.80 USD
      • 計算: 10 件のクエリ/分 * クエリごとに 10 MiB のスキャン * 60 分間 * 1 か月間に 730 時間 * スキャンされるデータ 1 GiB あたり 0.01 USD
    • ダッシュボードクエリ: 2.92 USD
      • 計算: 8 個のウィジェット* 5 名のユーザー* 1 か月あたり 730 時間 * クエリごとに 10 MiB のスキャン* スキャンされたデータ 1 GiB あたり 0.01。
    • スケジュールされたクエリ: 1.84 USD
      • 計算: データが集計/ダウンサンプリングされているため、スケジュールされたクエリによる書き込みの数が Amazon Timestream LiveAnalytics に書き込まれるデータの合計量の 1% 未満になると仮定します。367.9 GiB の 1% は 3.68 GiB です。3.68 GiB * 0.50 USD/(100 万回の書き込みまたは 1 GiB の書き込み)


合計月額コスト

  • 合計: 373.21 USD

Timestream for LiveAnalytics で分析を使用して不正な支払いを検出し、より適切なビジネス上の意思決定を実現

米国の主要都市にある多数の POS 端末にリンクされた動的な支払い処理システムについて考えてみましょう。このシステムは、不正行為を検出するとともに、処理量が極めて多い POS 端末と極めて少ない POS 端末の特定、各都市のピーク取引時間の特定、時間当たりの取引率が極めて高い都市の把握など、重要なビジネスの質問への回答を提供することを目的として、リアルタイムで取引データを取得して分析するように設計されています。

このシステムは大量のデータを処理し、1 秒あたり約 5,000 件の取引を処理します。Amazon Timestream for LiveAnalytics に保存される各取引は 100 バイトで構成されます。この分析は、不正検出のための 10 分間のクエリと、直近 30 分間の取引データに焦点を当ててビジネス上のインサイトを引き出すためにデータを詳細に分析するための 5 つの追加クエリによって強化されています。

25 個のウィジェットを備えた洗練されたダッシュボードは、このシステムの重要な要素です。1 時間ごとに更新されるほか、10 名のユーザーが同時にアクセスでき、取引データの包括的なビューを提供します。データ保持戦略には、メモリストアで 2 時間、マグネティックストアで 6 か月間が含まれます。このシステムはまた、効率的なデータストレージのためにマルチメジャーレコードを利用し、データを 100 個のバッチにします。各バッチで約 35% のデータの重複があります。クエリの効率を高めるため、直近 1 時間に蓄積されたデータの約 2% のみがスキャンされます。

月額コストの見積もり (シングルメジャーレコード使用):

データインジェスト

  • 1 秒あたりに取り込まれるレコード: 5,000 件
  • 書き込みリクエストのレート: 1 秒あたり 50 (5,000 件のレコード/100 バッチサイズ)


コストの内訳

  • 書き込みコスト: 657.00 USD
    • 1 秒あたりに取り込まれるレコードの数: 5,000 件。これらのレコードは、書き込みリクエストで 100 個のバッチに分けて取り込むことをお勧めします。
    • 計算: 50 件のリクエスト/秒 * 10 KiB/リクエスト* 3,600 秒/時間 * 730 時間/月 * 0.50 USD/100 万回の書き込み (1 KiB)。
  • メモリストアのコスト: 94.61 USD
    • 計算: 100 バイト/レコード* 5,000 件のレコード/秒 * 3,600 秒/時間 * 730 時間/月 * 2 時間 * 0.036 USD/GB-時間。
  • マグネティックストアのコスト: 236.52 USD
    • 計算: 100 バイト/レコード* 5,000 件のレコード/秒 * 3,600 秒/時間 * 730 時間/月 * 6 か月間 * 0.03 USD/GB-月。
  • クエリコスト: 69.84 USD/月
    • アラートクエリ: 43.80 USD
      • 計算: 10 件のクエリ/分 * クエリごとに 10 MiB のスキャン * 60 分間 * 1 か月間に 730 時間 * スキャンされるデータ 1 GiB あたり 0.01 USD。
    • ダッシュボードクエリ: 18.25 USD
      • 計算: 25 個のウィジェット* 10 名のユーザー* 1 か月あたり 730 時間 * クエリごとに 10 MiB のスキャン* スキャンされたデータ 1 GiB あたり 0.01。
    • スケジュールされたクエリ: 7.79 USD
      • クエリのスケジュール - クエリコスト: 1.22 USD
        • 計算: これは、10 件のクエリ/時間 (ダッシュボードに入力するために 30 分ごとに 5 件のクエリが集計されます) * 16.7 MiB/クエリ * 730 時間 * スキャンされたデータ 1 GiB あたり 0.01 USDとして計算されます。Amazon Timestream LiveAnalytics のクエリエンジンは、2 時間にわたって蓄積されたデータの約 2% (0.2% * レコードあたり 100 バイト * 1 秒あたり 5,000 件のレコード * 60 分 * 2 時間/1 MiB)、または 10 MiB のいずれか大きい方を処理します。
      • クエリのスケジュール - 書き込みコスト: 6.57 USD
        • 計算: データが集計/ダウンサンプリングされているため、スケジュールされたクエリによる書き込みの数が Amazon Timestream に書き込まれるデータの合計量の 1% 未満になると仮定します。1314.0 GiB の 1% は 13.14 GiB です。13.14 GiB * 0.50 USD/(100 万回の書き込みまたは 1 GiB の書き込み)

合計月額コスト

  • 合計: 1,057.96 USD

料金に関するその他のリソース

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