投稿日: Mar 18, 2019
Amazon Rekognition は、画像と動画の分析において、検出、分析、認識といった包括的な一連の機能を提供します。この度、Amazon Rekognition は顔分析機能の正確性拡張を開始します。これは、サービスの開始以来 5 回目となる全体的なモデルアップデートです。顔解析では、検出された顔に関して、性別、年齢範囲、感情、「笑顔」「眼鏡」「髭」などの属性、顔ポーズ、顔画像の画質、顔の特徴といった豊富なメタデータを生成します。この度のリリースでは、性別特定、感情検出 (全部で 7 つの感情をサポート: 幸せ、悲しみ、怒り、驚き、うんざり、おだやか、困惑)、「眼鏡」などの属性の正確性を向上しました。特にこのリリースは、大量の写真コレクションを検索して分類する必要があるお客様にとって役立ちます。たとえば顔分析を使用して、笑顔の人が写ったすべての写真、または髭をたくわえ眼鏡をかけた男性が写ったすべての写真を簡単に見つけられます。
インドおよび世界各地のインド人を対象とした、業界をリードするマッチングアプリである Woo は、このように語ります。「迅速にユーザーをキュレーションし、そのプロフィールや写真が当社の高い標準を満たすようにするため、手動のキュレーションを使用してすべてのプロフィール写真を確認していました。当社のような成長中のビジネスにとって、この手法では決して高速にスケールすることはできませんでした。Amazon Rekognition API、なかでも DetectFaces は画像の豊富なメタデータを提供します。API から得られる顔の数、顔の大きさ、性別、予想される年齢範囲などの情報を利用して、手動キュレーション作業を完全に排除することができました。現在では、半日という遅れから、数秒で画像のキュレーションを行うことができます。さらに、Amazon Rekognition は常に改善しており、自動キュレーションの全体的な品質がさらに向上しています」お客様は、当社の顔検出、分析、認識の各機能を、人身売買との闘い (Marinus Analytics and Thorn)、非銀行利用者層の経済圏におけるモバイル支払いの不正防止 (Aella Credit)、コンサート会場でのセキュリティ合理性向上 (K-STAR Group) など、多様な用途で使用してきました。
拡張された顔分析モデルは Amazon Rekognition の画像および動画の両方で利用できます。また新しいデフォルトとして、対象となるすべてのパブリック AWS リージョンのお客様にご利用いただけます。この機能は、今後 8~10 週間のうちに AWS GovCloud で利用可能になります。開始するのに機械学習の経験は必要ありません。