投稿日: Jun 5, 2019
AWS アジアパシフィック (ムンバイ) リージョンで Amazon Elastic File System (Amazon EFS) が利用可能になりました。
Amazon EFS は、AWS クラウドサービスおよびオンプレミスリソースで利用できる、Linux ベースのワークロード向けのシンプルでスケーラブルかつ伸縮自在なファイルシステムです。使いやすく、ファイルシステムをすばやく簡単に作成および構成するためのシンプルなインターフェイスを提供しています。Amazon EFS はアプリケーションを中断することなくオンデマンドでペタバイト規模までスケールするよう構築され、ファイルの追加や削除に合わせて、ストレージ容量の拡張や縮小が自動的に行われます。これによって、必要なときに必要な分のストレージをアプリケーションで使用できます。数千規模の Amazon EC2 インスタンスに対し大規模で並列の共有アクセスを提供するよう設計されているため、アプリケーションは高いレベルの総スループットおよび IOPS を一定の低レイテンシーで達成できます。Amazon EFS は、既存のアプリケーションおよびツールに変更を加える必要のない完全マネージドサービスとして、標準的なファイルシステムインターフェイスを介したアクセスによるシームレスな統合を実現します。Amazon EFS では、標準と低頻度アクセスという 2 種類のストレージクラスをご用意しています。ライフサイクル管理を使用すると、30 日間アクセスされていないファイルはコストを抑える低頻度アクセスストレージクラスに自動的に移動されます。アクティブおよびアクセス頻度の低いファイルシステムデータの保存およびアクセスを同じファイルシステムで簡単に行うことができ、ストレージコストを最大 85% 削減できます。Amazon EFS は、耐久性と可用性を高めるために複数のアベイラビリティーゾーン (AZ) に分散されるデータを保存するリージョナルサービスです。AZ、リージョン、および VPC 間でファイルシステムにアクセスでき、また、AWS Direct Connect あるいは AWS VPN を介して数多くの Amazon EC2 インスタンスやオンプレミスサーバー間でファイルを共有できます。
Amazon EFS は、レイテンシーの影響を受けやすい単一スレッドのワークロードに可能な限り高いスループットを必要とする、高度に並列化されたスケールアウト型ワークロードの多様なユースケースをサポートするのに最適です。ユースケースには、Lift & Shift のビジネスクリティカルなアプリケーション、ビッグデータ分析、ウェブサービスとコンテンツ管理、アプリケーションの開発とテスト、メディアとエンターテインメントワークフロー、データベースのバックアップ、コンテナストレージなどが挙げられます。
詳細については、Amazon EFS の製品ページをご覧ください。製品およびサービス一覧 (リージョン別) では、利用可能な全リージョンをご確認いただけます。