投稿日: Jul 11, 2019

Amazon EventBridge は、独自のアプリケーション、Software-as-a-Service (SaaS) アプリケーション、および AWS のサービスからのデータを使用して、アプリケーションを簡単に接続することを可能にするサーバーレスイベントバスです。EventBridge は、Zendesk、Datadog、Pagerduty などのイベントソースからリアルタイムデータのストリームを配信し、そのデータを AWS Lambda などのターゲットにルーティングします。お客様は、ルーティングルールの設定、データを送信する場所の決定、すべてのデータソースにリアルタイムで反応するアプリケーションアーキテクチャの構築ができます。EventBridge を使用すると、疎結合かつ分散型のイベント駆動型アーキテクチャの構築が可能になります。これにより、開発者の俊敏性とアプリケーションの回復力が向上します。EventBridge では、イベントの取り込みと配信、セキュリティ、承認、およびエラー処理が行われるため、イベント駆動型アプリケーションを簡単に構築することができます。EventBridge は CloudWatch Events API を利用するため、CloudWatch Events ユーザーは新しい EventBridge コンソールおよび CloudWatch イベントコンソールで、既存のデフォルトのバス、ルール、イベントにアクセスできます。

EventBridge は、10 の SaaS アプリケーションパートナーと 90 以上の AWS のサービスをイベントソースとしてサポートします。EventBridge SaaS 統合パートナーになるには、EventBridge パートナーページにアクセスしてください。 

EventBridge の使用に初期費用や最低利用料金はありません。イベントバスに公開されたイベントに対してのみ料金が発生します。AWS のサービスによって公開されたすべての状態変更イベントは無料です。

EventBridge は、AWS マネジメントコンソールコマンドラインインターフェイス (CLI)、あるいは SDK から使用を開始できます。新しいイベントバスを作成すると、SaaS アプリケーションからイベントを数分で受信できます。次に、AWS のサービスまたは SaaS アプリケーションのリストからイベントを照合するためのルールを作成して、イベントのターゲットを設定します。

EventBridge は、米国東部 (オハイオおよびバージニア北部)、米国西部 (オレゴンおよび北カリフォルニア)、カナダ (中部)、欧州 (ストックホルム、パリ、アイルランド、フランクフルト、ロンドン)、アジアパシフィック (ムンバイ、東京、香港、ソウル、シンガポール、シドニー)、および南米 (サンパウロ) の各リージョンで一般公開されています。

EventBridge の詳細については、以下をご覧ください。