投稿日: Aug 27, 2019
本日、AWS Systems Manager パラメータストアは、自動パラメータ階層の選択を可能にする intelligent-tiering を発表しました。パラメータ数、値サイズ、パラメータポリシーのパターンが不明または変更がある場合、パラメータストアにスタンダードまたはアドバンスド階層の選択を許可するために intelligent-tiering 設定を使用することができます。この選択はリクエストの作成や更新に基づき、アプリケーションコードを変更する必要性を排除します。
パラメータストアは、アプリケーション設定および安全なデータ用に安全で一元化されたストレージを提供します。パラメータストアを使用することにより、設定データをアプリケーションコードから分離することができます。パラメータストアは、スタンダードおよびアドバンスドの、2 つのパラメータ階層を提供します。スタンダード階層では、最大 10,000 件のパラメータおよびパラメータ毎 4 KB の値サイズを保存できる一方で、アドバンスド階層では最大 100,000 件のパラメータおよび パラメータ毎 8 KB の値サイズが保存可能で、パラメータにポリシーを追加することができます。intelligent-tiering では、パラメータストアはリクエストの作成や更新でリクエストされた機能に基づいて階層選択を自動化し、アドバンスド階層機能を分断なく使用できるようにします。たとえば、intelligent-tiering 設定を有効にすると、アカウントでスタンダードパラメータが 10,000 件を超える場合、後続のパラメータはアドバンスドパラメータとして作成され、アプリケーションコードを変更する必要がなくなります。Intelligent-tiering は、デフォルト階層という新しいサービスレベル設定内のオプションとして利用可能です。
パラメータストアは Systems Manager の機能です。Systems Manager は、クラウドとオンプレミスのインフラストラクチャを可視化および統制するのに使用できます。このサービスではリソースとアプリケーションの管理が簡略化され、運用上の問題の検出と解決までにかかる時間が短縮されます。また、大規模なインフラストラクチャの安全な運用と管理を簡単に行うことができるようになります。