投稿日: Apr 23, 2020
AWS Storage Gateway でテープゲートウェイの仮想テープ間の書き込み/読み取りパフォーマンスが 2 倍向上し、バックアップや復元に要する時間がこれまでより短縮されます。
今回のサービス開始により、ご使用のバックアップアプリケーションはオンプレミスのテープゲートウェイのストレージキャッシュに、最大で 5.2 Gbps と、これまでより 2 倍高速にデータを書き込めます。また、キャッシュからデータを最大で 8.2 Gbps と、これまでより 2 倍高速に読み取れます。この機能改善により、バックアップアプリケーションとテープゲートウェイ間のバックアップと復元時間が短縮されます。ご使用の環境と AWS クラウド間のネットワークスピードによっては、バックアップアプリケーションからゲートウェイを介して AWS まで、最大 5.2 Gbps の書き込み速度を維持できます。
テープゲートウェイは先進的なバックアップアプリケーションをサポートし、バックアップワークフローを変更することなく、オンプレミスの物理テープの使用から AWS の仮想テープに切り替えることができます。テープゲートウェイはデータアクセスのレイテンシを抑えるために、オンプレミスの仮想テープをキャッシュし、データの安全なやり取りのために、ゲートウェイと AWS 間のデータを暗号化します。また、Amazon S3 と Amazon S3 Glacier、または Amazon S3 Glacier Deep Archive 間のデータを圧縮し仮想テープを送信して、ストレージコストの最小化を図ります。
このパフォーマンスの強化は今日から新しいゲートウェイで利用可能になり、2020 年 4 月 30 日からはソフトウェア更新を介して既存のゲートウェイでも利用できるようになります。テープゲートウェイの利用を開始するには、AWS Storage Gateway ユーザーガイドのステップバイステップの手順を参照してください。