投稿日: Jun 29, 2020

Amazon CodeGuru は、機械学習を利用したデベロッパーツールであり、コードの品質を向上させ、アプリケーションの最も費用がかかっているコード行を識別するためのインテリジェントなレコメンデーションを提供します。本日は、すべての AWS のお客様に対する Amazon CodeGuru の一般提供の開始を発表します。 

Amazon CodeGuru には、Amazon CodeGuru Reviewer と Amazon CodeGuru Profiler の 2 つのコンポーネントがあります。 Amazon CodeGuru Reviewer は、重要な問題をスキャンし、バグを特定し、修正方法をレコメンドすることで、コード品質の向上をサポートします。Amazon CodeGuru Profiler は、視覚化された詳細な情報と、コードを改善してコストを削減する方法に関するレコメンデーションを提供して、デベロッパーがアプリケーションにおいて最も費用がかかっているコード行を見つけるのをサポートします。

デベロッパーは、Amazon CodeGuru Reviewer を使用して、ベストプラクティスから逸脱している (本番環境における問題につながる可能性のある) 一般的な問題に自動的にフラグを付けることができるようになるとともに、サンプルコードや関連ドキュメントへのリンクなど、それらを修正する方法に関する具体的なレコメンデーションが提供されます。コードレビューの場合、デベロッパーは選択したリポジトリ (GitHub、GitHub Enterprise、Bitbucket Cloud、AWS CodeCommit など) にコードを通常どおりコミットし、Amazon CodeGuru Reviewer をコードレビューワーの 1 つとして追加します。通常の開発プロセスに他の変更はありません。Amazon CodeGuru Reviewer はプルリクエストを開き、Amazon.com での数十年に及ぶコードレビューおよび GitHub 上の 1 万を超えるオープンソースプロジェクトでトレーニングされた機械学習モデルを使用して、コードの評価を自動的に開始します。

デベロッパーは、Amazon CodeGuru Profiler を、アプリケーションの実行時の動作を理解し、コードの非効率性を特定して除去し、パフォーマンスを向上させ、計算コストを大幅に削減することに役立てることで、最も費用がかかっているコード行を特定できます。Amazon CodeGuru Profiler は、パフォーマンスの問題を修正する方法と非効率的なコードの実行にかかる推定コストに関する視覚化された情報とレコメンデーションを提供し、デベロッパーが修正に優先順位を付けることができるようにします。Amazon CodeGuru Profiler を使用して、AWS Lambda、Amazon EC2、Amazon ECS、AWS Fargate、または AWS Elastic Beanstalk、およびオンプレミスで実行されるすべてのアプリケーションのパフォーマンスを最適化できます。EC2、コンテナ、およびオンプレミスアプリケーションの場合は、プロファイラーエージェントを JVM にアタッチし、Lambda の場合は、1 行の変更で Lambda コード内にエージェントをインスタンス化します。

Amazon CodeGuru の一般提供が開始され、米国東部 (バージニア北部)、米国東部 (オハイオ)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド)、欧州 (ロンドン)、欧州 (フランクフルト)、欧州 (ストックホルム)、アジアパシフィック (シンガポール)、アジアパシフィック (シドニー)、およびアジアパシフィック (東京) の AWS リージョンでご利用いただけます。詳細については、リージョン表を参照してください。 

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