投稿日: Jul 24, 2020

Amazon Elastic File System (EFS) CSI ドライバーが一般公開されました。EFS CSI ドライバーを使用すると、標準的な Kubernetes インターフェイスを使用して AWS 上で実行している EKS およびセルフマネージド型 Kubernetes クラスターの伸縮自在なファイルストレージを簡単に設定することができます。Kubernetes で実行されるアプリケーションは、EFS ファイルシステムを使用して、スケールアウトグループ内のポッド間、または Kubernetes の内外で実行される他のアプリケーションとデータを共有できます。EFS はまた、EFS に書き込まれるすべてのデータが複数の AWS アベイラビリティーゾーンに書き込まれるため、Kubernetes アプリケーションの高可用性を実現しています。Kubernetes ポッドが終了し再起動すると、たとえポッドが別の AWS アベイラビリティーゾーンで再起動したとしても、CSI ドライバーは EFS ファイルシステムを再接続します。 

1.0 リリースでは、EFS CSI ドライバーの転送中の暗号化がデフォルトで有効になり、企業がセキュリティとコンプライアンスの目標を達成するのに役立ちます。さらに、ドライバーは EFS アクセスポイント (EFS ファイルシステムへのアプリケーション固有のエントリポイント) をサポートするようになり、複数のポッド間でファイルシステムを簡単に共有できるようになりました。アクセスポイントは、アクセスポイントを介して行われるすべてのファイルシステムリクエストにユーザー ID を適用し、各ポッドにルートディレクトリを適用できます。 

Kubernetes および伸縮自在な耐久性のある共有ストレージによって恩恵を受けるアプリケーションとして、WordPress や Drupal などのコンテンツ管理システム、JIRA や Jenkins などのデベロッパー用ツール、MXNet や Tensorflow などの機械学習フレームワーク、Jupyter や Airflow などのデータサイエンスツールの例などが挙げられます。 

使用を開始するには、開始方法ドキュメントに従って、Kubernetes の StorageClass と PersistentVolumeClaim を作成してプロビジョニングします。その後、使用しているポッドから PersistentVolumeClaim を参照できるようになります。詳細については、Amazon EKS の製品ページおよび Amazon EFS の製品ページを参照してください。