投稿日: Jul 30, 2020
EC2 休止機能がアフリカ (ケープタウン) および欧州 (ミラノ) AWS リージョンでご利用いただけるようになりました。休止機能により、EC2 インスタンスの起動、インスタンスの自由なセットアップと休止、そして休止状態のインスタンスを必要に応じて迅速に再開することが可能になります。アプリケーションはメモリフットプリントを再構築するのではなく、休止された時点から再開します。休止機能を使用すれば、事前ウォーミング済みのインスタンス群を維持することで、既存のアプリケーションを修正することなく、より迅速に稼働状態に入ることができます。
休止機能では、EC2 インスタンスを暗号化された Amazon EBS-Backed インスタンスにする必要があります。これにより、休止する際、EBS へのコピー時に、メモリ (RAM) 内の機密データが確実に保護されます。Amazon EBS のデフォルトで暗号化を有効化できるようになりました。設定を有効にすると、お客様のアカウントで新しく作成した EBS ボリュームは、すべて確実に暗号化されます。
休止機能は、Amazon Linux 2、Amazon Linux、Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTS、および Windows Server (バージョン: 2012、2012R2、2016、2019) を実行している新しく起動した M3、M4、M5、C3、C4、C5、R3、R4、R5、T2 インスタンス稼働するオンデマンドおよびリザーブドインスタンスで利用可能です。Windows の場合、休止機能がサポートされるのは最大 16 GB の RAM のインスタンスまでです。その他のオペレーティングシステムの場合、休止がサポートされるのは RAM が 150 GB 未満のインスタンスです。
この機能は、AWS コマンドラインインターフェイス (CLI)、AWS SDK、または AWS マネジメントコンソールから追加料金なしで利用できます。休止機能の詳細は、こちらのブログを参照してください。EC2 インスタンスの休止機能の有効化については、よくある質問または技術ドキュメントをご覧ください。