投稿日: Oct 22, 2020

本日より、Amazon Relational Database Service (RDS) for Oracle は、マウントモードで実行される Oracle Data Guard フィジカルスタンバイ DB インスタンスの作成をサポートいたします。これは Oracle Data Guard の構成を完璧に管理し、プライマリ DB インスタンスとそのフィジカルスタンバイ用ににマウントされた DB レプリカの間のセキュリティで保護されたネットワーク接続を通してデータを非同期にレプリケートします。Amazon RDS for Oracle Data Guard にマウントされた DB レプリカには、Oracle Enterprise Edition (EE) が必要ですが、Oracle Active Data Guard には必要ありません。 

マウントされた DB レプリカは、個別の AWS リージョン、または特定のリージョンの異なるアベイラビリティーゾーンにデプロイできます。クロスリージョンにマウントされた DB レプリカにより、別のリージョンにマウントされた DB レプリカを新しいスタンドアロンの本番 DB インスタンスとして「昇格」できるようにすることで、ミッションクリティカルなデータベースの災害対策機能が有効になります。 

マウントされた DB レプリカ機能は、Oracle Database Enterprise Edition で自分のライセンスを使用する (BYOL) モデルを使っている Amazon RDS for Oracle のお客様をサポートします。Amazon RDS for Oracle は、Oracle Enterprise Edition バージョン 12.1 (12.1.0.2.v10) 以上に向けたこの機能をサポートしています。Amazon RDS for Oracle がご利用いただけるすべての商用リージョンにおいて、マウントされた DB レプリカを作成することができます。クロスリージョンにマウントされた DB レプリカは、オプトインリージョン (ap-east-1、af-south-1、eu-south-1、および me-south-1) ではサポートされていません。 

マウントされた DB レプリカを Active Data Guard リードレプリカに変換して、災害対策をサポートしながら読み取り専用ワークロードを実行することを選択できます。または、災害対策のサポート中は読み取り専用ワークロードを実行する必要がない場合は、リードレプリカをマウントされた DB レプリカに変換して、Active Data Guard ライセンスを節約できます。 

マウントされた DB レプリカは、標準 DB インスタンスと同じ料金で請求されます。複数のリージョンにわたるプライマリ DB インスタンスとマウントされた DB レプリカの間のデータ転送には、送信元のリージョンと送信先のリージョンに適用されるデータ転送料金に基づいて料金が請求されます。インスタンス、ストレージ、データ転送にかかる最新の料金、および利用できるリージョンについては、Amazon RDS for Oracle の料金表を参照してください。 

Amazon RDS を使用すれば、AWS でリレーショナルデータベースを簡単にセットアップ、運用、拡張することができます。Oracle Data Guard にマウントされた DB レプリカを使用した、管理された災害対策の詳細については、Amazon RDS for Oracle のドキュメントページをご覧ください。