投稿日: Nov 11, 2020
フルマネージド型のクラウドデータウェアハウスの Amazon Redshift が自動更新とクエリの書き換え機能のサポートを開始し、マテリアライズドビューの使用を簡素化および自動化するようになりました。この自動更新機能により、管理者はマテリアライズドビューを最新の状態に保つことができます。また、自動クエリ書き換え機能によりクエリパフォーマンスの向上し、エンドユーザーは簡単に利益を活用することが可能になります。
マテリアライズドビューは、ダッシュボード、ビジネスインテリジェンス (BI) ツールからのクエリおよび ELT (抽出、ロード、変換) データ処理など、予測可能で繰り返し起きる分析ワークロードのクエリパフォーマンスを大幅に高速化します。マテリアライズドビューは、関連するクエリのコンピューティング済みの結果を格納します。それらの結果に基づく関連性のあるテーブルへの変更を反映するには、更新する必要があります。Amazon Redshift は、さらなるワークロードを処理しながらマテリアライズドビューを自動的に更新するようになりました。また、最新のマテリアライズドビューの使用を簡素化し、クエリのパフォーマンスを高速化します。自動クエリ書き換え機能では、1 つ以上の関連するマテリアライズドビューを活用し、特定のマテリアライズドビューがユーザークエリで明示的に参照されていない場合でも、既存のマテリアライズドビューを使用してクエリのパフォーマンスを向上させることができます。
Amazon Redshift でのマテリアライズドビューの自動更新とクエリ書き換えのサポートは、リリースバージョン 1.0.20949 以降に含まれます。この機能は、新規および既存のお客様全員が無料でご利用いただけます。使用開始方法および詳細については、AWS のドキュメントをご参照ください。Amazon Redshift を利用できるリージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。