投稿日: Nov 4, 2020

Amazon MQ は、人気のあるオープンソースメッセージブローカーである RabbitMQ のサポートを開始しました。これにより、コードを書き直すことなく、既存の RabbitMQ メッセージブローカーを AWS に移行できます。Amazon MQ は、RabbitMQ や Apache ActiveMQ などのオープンソースメッセージブローカーをプロビジョニングおよび管理するフルマネージドサービスです。Amazon MQ for RabbitMQ は、個々のメッセージブローカーとクラスター化されたメッセージブローカーの両方を管理し、インフラストラクチャのプロビジョニング、ブローカーのセットアップ、ソフトウェアの更新などのタスクを処理します。

メッセージブローカーは、さまざまなソフトウェアシステムが通信して情報を交換できるようにするため、分散システムを構築する際の重要なコンポーネントです。Amazon MQ は、JMS、NMS、AMQP 1.0 および 0-9-1、STOMP、MQTT、WebSocket などの業界標準の API とプロトコルをメッセージングに使用するため、現在のアプリケーションに簡単に接続できます。 Amazon MQ は、可用性の高い RabbitMQ クラスター化メッセージブローカーに組み込みの AWS 統合をプロビジョニングして、アプリケーション開発の加速を支援します。Amazon MQ は現在、RabbitMQ バージョン 3.8.6 をサポートしており、バージョンアップグレードをサポートしています。

Amazon MQ for RabbitMQ では、事前投資は不要で最低料金もありません。従量課金制で、ブローカーインスタンスおよびストレージの使用量に応じてお支払いいただきます。AWS 無料利用枠では、1 年間にわたり、単一インスタンスの mq.t3.micro ブローカーを最大 750 時間、ストレージを最大 20 GB、毎月ご利用いただけます。

Amazon MQ for RabbitMQ は、Amazon MQ が現在利用可能なすべてのリージョンで利用できます。Amazon MQ が利用可能なすべてのリージョンについては、AWS リージョン表をご覧ください。 

Amazon MQ の利用を開始するには、AWS マネジメントコンソール、コマンドラインインターフェイス (CLI)、または SDK を使用し、新しいメッセージブローカーを数分で起動できます。