投稿日: Nov 19, 2020

Amazon Lex でコンテキスト管理がご利用いただけるようになったことをお知らせします。会話には、相互作用が進展するにつれて、複数のターンにわたってコンテキストを管理することがつきものです。同様に、ボットは適切に応答するために会話のコンテキストの進行を理解する必要があります。以前は、セッション属性を介してコンテキストを管理するコードを作成する必要がありました。実行されたインテントに応じて、コードは次のインテントの呼び出しを調整する必要がありました。本日より、Lex はコンテキスト管理をネイティブにサポートするため、コンソールから直接コンテキストを管理できます。コンテキスト管理機能を使用すると、インテントをアクティブ化するタイミングを簡単に制御できます。例えば、ユーザーが「今月の経費はどれぐらいでしたか?」と尋ねた場合を考えてみましょう。次のターン「先月はどうでしたか?」で経費に関する同じコンテキストを維持します。 コンテキストをネイティブに利用することで、コードを記述しなくても、洗練されたマルチターンの会話体験を作成できます。さらに、デフォルトのスロット値を設定できるようになりました。デフォルトは、定数、アクティブなコンテキスト属性、またはセッション属性に設定できます。

コンテキスト管理とデフォルト値は、Amazon Lex デザインツールセットを強化して、ボットの会話型設計を簡素化するのに役立ちます。これで、会話フローにコンテキストをすばやく追加して、仮想エージェント、会話型 IVR システム、セルフサービスチャットボット、または情報ボットの効果を高めることができます。

コンテキスト管理は、Amazon Lex が運営されているすべての AWS リージョンでアメリカ英語でご利用いただけます。 詳細については、Amazon Lex のドキュメントページをご覧ください。