投稿日: Dec 22, 2020
本日、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) は、EC2 および Fargate の起動タイプ向けの Amazon ECS デプロイメントサーキットブレーカーの一般提供の開始を発表しました。この機能により、ECS Rolling 更新デプロイメントタイプを使用する Amazon ECS のお客様は、手動による介入を必要とせずに、異常なサービスのデプロイを自動的にロールバックできるようになりました。今後、お客様は、失敗したタスクのためにリソースを使用したり、デプロイメントが無期限に遅れたりするような事態を心配することなく、失敗したデプロイメントをすばやく見つけることができます。
デプロイメントが失敗する理由はいくつかあります。これには、コードに重大な変更が導入された場合、サービスの構成、ヘルスチェックの構成ミスなどが含まれます。デプロイメントサーキットブレーカーは、デプロイメントが正常な状態に到達できない可能性を示し、繰り返し発生するタスク起動エラーについてデプロイメントを監視します。正常な RUNNING 状態に到達できない、失敗したタスクの起動の数に基づいて、失敗の基準を満たすデプロイメントを自動的に識別して終了します。また、デプロイメントを自動的にロールバックする機能が含まれています。有効にすると、Amazon ECS は、お客様が定義したデプロイメント構成を尊重しながら、失敗したデプロイメントを以前の正常なバージョンのサービスに自動的にロールバックします。Amazon ECS は、rollOutState という新規パラメータと新規の Amazon ECS サービスイベントを通じて、サービス API の一部としてデプロイメントの状態を表示します。
お客様は、AWS CLI、CloudFormation、AWS SDK を介して、ECS サービスのデプロイメント構成の一部として、サービスの作成または更新時に ECS デプロイメントサーキットブレーカーを有効にすることができます。この機能は現在、すべての AWS リージョンで一般的にご利用いただけます。
この機能の詳細については、ドキュメントと AWS コンテナのブログ記事をご覧ください。