投稿日: Dec 1, 2021

AWS Directory Service for Microsoft Active Directory (AWS Managed Microsoft AD) は、Amazon CloudWatch により、パフォーマンスとレジリエンスを向上させるためスケーリングの決定を最適化できるようになりました。本日より、AWS Managed Microsoft AD は Amazon CloudWatch で新規および既存のディレクトリに対し、ドメインコントローラーとディレクトリの使用率メトリクスを自動的に提供します。これらの使用率メトリクスを分析すると、平均およびピーク時のロード時間を定量化して、ドメインコントローラーの追加が必要かを確認することができます。これで、パフォーマンス、レジリエンスおよびコストなどの要件を満たすドメインコントローラーの数を定義することができます。

AWS Managed Microsoft AD は、ドメインコントローラーの CPU、メモリ、ディスク、ネットワークなどの Amazon CloudWatch での使用率メトリクスと、DNS やディレクトリの読み取り/書き込みなどの AD 固有メトリクスも提供しています。これらの使用率メトリクスにより提供される調査に基づいて、パフォーマンスと回復力を向上させるため、ピーク負荷に追加のドメインコントローラーをデプロイするか、費用効果の高い運用をするためオフピークにドメインコントローラーの数を減らすかを決定することができます。さらに、Amazon CloudWatch アラームを使って、追加のドメインコントローラーのデプロイを自動化することができます。

CloudWatch アラームを設定する方法のステップバイステップ手順、使用するカウンターおよびしきい値のガイダンス、ドメインコントローラーを追加するためのオートメーションサンプルについては、ブログ記事使用率メトリクスに基づいて AWS Managed Microsoft AD のスケーリングを自動化する方法をご覧ください。

この新しい機能は、AWS Managed Microsoft AD が利用できるすべての AWS リージョンで利用可能です。詳細については、AWS Directory Service 管理ガイドおよび Amazon CloudWatch メトリクスのドキュメントをご覧ください。