投稿日: Nov 29, 2022

Amazon OpenSearch Service では、新しいサーバーレスオプションである Amazon OpenSearch Serverless の提供を開始しました。このオプションを使うと、OpenSearch クラスターを構成、管理、拡張することなく、ペタバイト規模の検索と分析のワークロードを実行するプロセスを簡素化できます。OpenSearch Serverless は基盤となるリソースを自動的にプロビジョニングおよび拡張し、最も要求が厳しく予測不可能なワークロードに対しても、すばやいデータインジェストとクエリ応答を提供します。OpenSearch Serverless では使用したリソースに対してのみ料金が発生します。

OpenSearch Serverless はコンピューティングとストレージを切り離し、インデックス作成 (インジェスト) コンポーネントを検索 (クエリ) コンポーネントから切り離し、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) をプライマリデータストレージとして使用します。この切り離されたアーキテクチャにより、OpenSearch Serverless は検索機能とインデックス作成機能を互いに独立して、また Amazon S3 のデータとも独立して拡張できます。例えば、アプリケーション監視のワークロードが可用性イベント中にログ記録アクティビティの突然のバーストを受信すると、OpenSearch Serverless は即座にリソースを拡張し、クエリのレスポンスタイムに影響を及ぼすことなく、データを取り込んで保存します。

OpenSearch Serverless の使用を開始するために、デベロッパーは新しいコレクションを作成できます。これはワークロードをサポートするために連携して動作するインデックス付きデータの論理グループです。OpenSearch Serverless は OpenSearch と同じ取り込みおよびクエリ API をサポートするため、既存のクライアントとアプリケーションですぐに使用を開始でき、同時にサーバーレス OpenSearch ダッシュボードでデータの視覚化を構築できます。

OpenSearch Serverless は現在、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、アジアパシフィック (東京)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンで利用できます。

詳細については、Amazon OpenSearch Serverless のウェブページ、および Amazon OpenSearch Service 開発者ガイドをご覧ください。