投稿日: Jan 5, 2023

本日より、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の M6in および M6idn インスタンスが、米国西部 (オレゴン) の AWS リージョンで利用可能になりました。第 3 世代インテル Xeon スケーラブルプロセッサを搭載した第 6 世代のネットワーク最適化インスタンスは、最大 200 Gbps のネットワーク帯域幅を提供し、同等の第 5 世代インスタンスに比べて 2 倍のネットワーク帯域幅と最大 2 倍のパケット処理パフォーマンスを実現します。それらは AWS Nitro System に構築されます。Nitro System は AWS が設計したハードウェアとソフトウェアのイノベーションを集結させたものであり、分離されたマルチテナンシーのプライベートネットワーキングおよび高速ローカルストレージを使用した効率的かつ柔軟で安全なクラウドサービスを提供します。M6in および M6idn インスタンスを使用して、高性能ファイルシステム、分散型ウェブスケールのインメモリキャッシュ、キャッシュフリート、リアルタイムのビッグデータ分析、5G User Plane Function (UPF) のような通信アプリケーションなど、ネットワーク集約型ワークロードのパフォーマンスとスループットをスケーリングできます。

M6in および M6idn インスタンスは、最大 80 Gbps の帯域幅と最大 350K IOPS の性能を備えた Amazon Elastic Block Store (EBS) を提供します。これは、EC2 インスタンスのなかでは最もパフォーマンスが高い Amazon EBS です。最大 128 個の vCPU と 512 GiB のメモリを搭載した 9 種類のインスタンスサイズで利用できます。これらのインスタンスは 32xlarge サイズでの Elastic Fabric Adapter (EFA) ネットワークをサポートしています。EFA 対応のインスタンスを使用すると、分散コンピューティングやハイパフォーマンスコンピューティング (HPC) といった密結合されたクラスターにデプロイされたワークロードのレイテンシーが軽減され、そうしたワークロードに対するクラスターのパフォーマンスが向上します。M6idn インスタンスは高速かつ低レイテンシーなインスタンスストレージを必要とするアプリケーション向けに、NVMe ベースの最大 7.6 TB のソリッドステートディスク (SSD) をローカルディスクとして搭載しています。

今回のリージョン拡大により、M6in インスタンスと M6idn インスタンスは、米国東部 (オハイオ)、米国東部 (バージニア北部)、米国西部 (オレゴン)、欧州 (アイルランド) の AWS リージョンで利用できるようになりました。Savings Plans、リザーブドインスタンス、オンデマンドインスタンス、スポットインスタンスを介して、新しいインスタンスを購入できます。詳細については、M6in と M6idn のインスタンスのページをご覧ください。 使用を開始するには、AWS マネジメントコンソールAWS コマンドラインインターフェイス (AWS CLI)AWS SDK のいずれかにアクセスしてください。