投稿日: Apr 12, 2023

本日より、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) タスクと AWS Batch ジョブのコストデータを AWS のコストと使用状況レポート (CUR) で受け取ることができるようになりました。これにより、コンテナ化されたアプリケーションのコストと使用状況を分析、最適化、チャージバックできるようになります。AWS 分割コスト配分データにより、コンテナ化されたアプリケーションが共有のコンピューティングリソースとメモリリソースを消費する方法に基づいて、個々のビジネスユニットやチームにアプリケーションコストを配分できるようになりました。

Amazon ECS は、フルマネージドコンテナオーケストレーションサービスであり、コンテナ化されたアプリケーションを簡単にデプロイ、管理、スケールできるようにします。ユーザーは Amazon ECS を使用して、サービス、タスク、クラスターなどのリソースを作成し、さまざまなチーム、製品、事業単位、環境に分散させています。基盤となるワークロードのコストを可視化することで、個々のビジネスユニットまたはチームにコストを配分できます。以前は、EC2 起動タイプを使用しているユーザーが AWS CUR で利用できるのは Amazon ECS のタスク使用状況データのみでした。今後は、Amazon ECS タスクのコストデータを AWS CUR で表示できるようになります。AWS Fargate の起動タイプを使用しているユーザーは、AWS CUR で実際の CPU とメモリの使用状況を確認することもできます。Amazon EC2 および AWS Fargate コンピューティング環境で Amazon ECS を使用してワークロードを実行している AWS Batch のユーザーも、そのコストと使用状況を AWS CUR で確認できます。

分割コスト配分データは、中国を除くすべての AWS 商用リージョンで利用できます。AWS CUR で Amazon ECS タスクコストデータの受信を開始するには、AWS のコストと使用状況レポートUnderstanding Split Cost Allocation Data (分割コスト配分データを理解する)を参照してください。