投稿日: Aug 30, 2023
AWS DataSync に、タスク実行ごとのデータ転送操作の詳細レポートを提供する新機能であるタスクレポートが導入されました。タスクレポートを使用すると、データ転送の追跡と監査、ファイルの管理の連鎖 (chain of custody) の監視、転送エラーのトラブルシューティングを行うことができます。
AWS DataSync は、オンラインのデータ移動および検出サービスです。DataSync は、AWS ストレージサービス、オンプレミスストレージ、エッジロケーション、またはその他のクラウド間のデータ転送を自動化および高速化します。タスク実行時に、DataSync によって転送元と転送先の場所で転送前、転送中、転送後にさまざまな操作が行われます。タスクレポートにより、これらの操作ごとに JSON 形式の出力ファイルが届き、スキップ、転送、検証、削除された (エラーを含む) すべてのファイルとフォルダーの詳細なレポートが提供されます。タスクレポートは、指定した Amazon S3 バケットに保存されるため、簡単にアクセスできます。タスクレポートには、サイズ、パス、タイムスタンプ、ファイルチェックサム、S3 オブジェクトのバージョン ID などのファイル属性が含まれます (該当する場合)。AWS Glue、 Amazon Athena、Amazon QuickSight などの AWS サービスを使用して、タスクレポート内のデータを自動的に処理、分析、視覚化することより、すべてのタスク実行に関してより優れたインサイトを得て、全体像を把握できます。
タスクレポートは、中国 (北京) と中国 (寧夏) リージョンを除き、AWS DataSync を利用可能なすべての AWS リージョンで使用できます。使用を開始するには、AWS DataSync コンソールにアクセスしてください。詳細については、AWS DataSync のドキュメントをご覧ください。