投稿日: Nov 20, 2023
Amazon OpenSearch Service で OpenSearch バージョン 2.11 を実行できるようになりました。OpenSearch 2.11 では、検索、オブザーバビリティ、セキュリティ分析、OpenSearch Dashboards にいくつかの改善が加えられました。このバージョンには、オープンソースの OpenSearch バージョン 2.10 および 2.11 の一部としてリリースされた機能が含まれています。今回のリリースには、字句クエリの関連性スコアと自然言語ベースの k-NN ベクトル検索クエリを組み合わせることにより、正規化プロセッサを使用して検索関連性を向上させるハイブリッド検索クエリの導入が含まれます。また、製品カタログアイテムのような画像とテキストの組み合わせを検索できるマルチモーダル検索や、セマンティック検索アプリケーション向けに既存の密検索に加えてニューラル疎検索の導入も含まれています。検索担当者は、OpenSearch Dashboards で 2 つの異なる検索クエリの結果を並べて比較できる新しい検索比較ツールを使用して、これらの新しい検索方法を試すことができます。
Security Analytics には、悪意のあるアクティビティを検出する脅威検出機能が追加され、フィルタリングやソートが容易になるカスタムログのカテゴリが追加されました。そのほかの改善点としては、Dashboards 環境をより使いやすくするための新しいビジュアルテーマと検出ツールと、ユーザーが IPv4 または IPv6 アドレスの地理的位置を取得して、必要に応じて取り込み時に、または後でその情報を受信データに追加できる新しい IP2Geo プロセッサなどがあります。
OpenSearch 2.11 へのアップグレードについての詳細は、このドキュメントをご覧ください。OpenSearch 2.11 は、Amazon OpenSearch Service が利用可能なすべての AWS リージョンで利用できるようになりました。