投稿日: Jan 19, 2024
本日、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) はマネージドインスタンスドレインを発表しました。これは、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) インスタンスにデプロイされたワークロードを安全に停止し、終了しない他のインスタンスに再スケジュールすることで、ワークロードの正常なシャットダウンを容易にする新機能です。この機能により、お客様はワークロードを中断せずにインスタンスを正常にシャットダウンするためにカスタムのソリューションを構築しなくても、新しい Amazon マシンイメージ (AMI) バージョンのロールアウトなど、インフラストラクチャのメンテナンスのワークフローを簡素化できます。
Amazon ECS のお客様は、AWS Fargate を使用してサーバーレスコンピューティングにワークロードをデプロイすることも、Amazon EC2 インスタンスにデプロイしてインフラストラクチャのプロビジョニングをより細かく制御することもできます。Fargate を使用する場合、お客様はワークロードの構築とデプロイだけに集中できますが、Amazon EC2 にワークロードをデプロイする場合は、キャパシティのスケーリング、OS とセキュリティの更新の実行、インスタンスの組み合わせの設定、インスタンスのヘルスのモニタリングなど、インフラストラクチャ運用をお客様が管理する必要があります。Amazon ECS のキャパシティープロバイダーは、Auto Scaling グループ (ASG) を利用して、ワークロードの要件に応じてインスタンスの自動スケーリングを管理します。本日のリリースにより、キャパシティープロバイダーは、実行中のタスクを安全に停止し、終了しないインスタンスで代替タスクを起動し、すべてのタスクが正常に停止するまでインスタンスの終了を遅らせる (最大 48 時間) ことで、インスタンスの正常な終了を容易にします。お客様はインフラストラクチャの更新を簡素化できるようになりました。ASG のインスタンス更新を使用して新しい AMI バージョンをロールアウトしたり、インスタンスの最大存続期間を使用して周期的にインスタンスを置き換えたり、カスタム実装を使用したりする際に、ワークロードの中断なしにインスタンスを正常にシャットダウンするためのソリューションを構築する必要はなくなりました。