投稿日: Mar 26, 2024

AWS は、Aurora PostgreSQL 用 Amazon Aurora Optimized Reads 向けのリザーブドインスタンスの提供を発表しました。Optimized Reads は、データベースインスタンスのメモリ容量を超える大規模なデータセットを使用するアプリケーション向けの、r6gd インスタンスと r6id インスタンスで利用可能な料金/パフォーマンス最適化機能です。この機能を使用すると、使用しない場合と比べ、クエリのレイテンシーが最大 8 分の 1 に短縮され、コストが最大 30% 削減されます。リザーブドインスタンスは一定量のデータベースワークロードに最適で、オンデマンドインスタンスと比べて大幅にコストを削減できます。1 年間契約のリザーブドインスタンスはオンデマンドインスタンスに比べて最大 47% の割引、3 年間契約のリザーブドインスタンスは最大 27% の割引となります。リザーブドインスタンスは、インスタンスのサイズやクラスター構成オプションに柔軟性を提供します。 

Optimized Reads では、r6gd および r6id インスタンスで使用可能なローカルの NVMe ベースの SSD ブロックレベルストレージが使用されるため、メモリ容量を超えるデータセットを持つアプリケーションのクエリレイテンシーが改善されます。階層型キャッシュと一時オブジェクトという 2 つの機能が含まれています。一時オブジェクトは、一時テーブルをローカルストレージに配置することでクエリ処理を高速化し、ソート、ハッシュ集約、およびその他のデータ集約型操作を含むクエリのパフォーマンスを向上させます。I/O 最適化でのみ利用可能な階層型キャッシュは、インメモリデータベースのバッファキャッシュから削除されたデータをローカルストレージに自動的に保存して、その後のデータアクセスを高速化します。階層型キャッシュにより、pgvector ベースの類似性検索のクエリスループットが最大 9 倍高速化し、生成 AI アプリケーションのパフォーマンスが向上します。Optimized Reads リザーブドインスタンスの詳細については、料金ページドキュメントをご覧ください。