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AWS Weekly Roundup: エージェント型ワークフロー、Amazon Transcribe、AWS Lambda Insights など (2024 年 10 月 21 日)

エージェント型ワークフローは急速に AI イノベーションの基盤となりつつあり、インテリジェントなシステムが人間による問題解決と同じ方法で複雑なタスクを自律的に処理し、改良することを可能にしています。10 月 14 日週、AWS は Serverless Agentic Workflows with Amazon Bedrock の提供を開始しました。これは、Andrew Ng 博士および DeepLearning.AI と共同で開発された新しい短時間のコースです。

Serverless Agentic Workflows with Amazon Bedrock

私の同僚である Mike Chambers が教えるこの実践的なコースでは、インフラストラクチャを管理する手間をかけずに、複雑なタスクを処理できるサーバレスエージェントを構築する方法を学ぶことができます。Amazon Bedrock を使用して、Amazon Web Services (AWS) でツールの統合、ワークフローの自動化、および組み込みガードレールを用いた責任あるエージェントのデプロイを実行するために必要なすべての事柄を学びます。 コースで提供されるハンズオンラボでは、AWS パートナーである Vocareum がホストする AWS 環境で知識を直接応用することができます。DeepLearning.AI コースページで詳細を確認して、無料で登録しましょう。

それでは、AWS に関する 10 月 14 日週のエキサイティングなニュースを見ていきましょう。

10 月 14 日週のリリース
私が注目したいくつかのリリースをご紹介します。

Amazon Transcribe が 30 の追加言語でのストリーミングトランスクリプションをサポートAmazon Transcribe が 30 言語を追加してサポートを拡大し、サポートされる言語が合計で 54 言語になりました。この機能強化は、より広範なグローバルオーディエンスへのアクセスに役立ち、コンタクトセンター、放送、e ラーニングを含めたさまざまな業界全体でアクセシビリティを向上させます。拡張された言語サポートは、より効率的なコンテンツモデレーション、エージェント生産性の向上、およびライブイベントや会議の自動字幕作成を可能にします。

AWS Lambda コンソールが主要関数のインサイトの表面化とリアルタイムのログ分析をサポートAWS Lambda コンソールに組み込みの Amazon CloudWatch Metrics Insights ダッシュボードが搭載され、CloudWatch Logs Live Tail をサポートするようになりました。これらは、重要な関数メトリクスとリアルタイムのログストリーミングを瞬時に可視化します。これからは、コンソールを離れることなく Lambda 関数のエラーやパフォーマンス問題を特定してトラブルシューティングするとともに、ログが利用可能になると同時にリアルタイムで表示して分析することが可能になります。コンテキストの切り替え頻度を減らして、サーバーレスアプリケーションの開発プロセスとトラブルシューティングプロセスを迅速化することができます。詳細については、ローンチ記事をお読みください。

Amazon Bedrock のモデル評価がカスタムモデルのインポートモデル評価をサポートモデル評価機能を使用して、Amazon Bedrock にインポートされたカスタムモデルを評価できるようになりました。この機能は、モデルをデプロイする前に、それらの選択、カスタマイズ、評価の全サイクルを完了するために役立ちます。インポートされたモデルを評価するには、評価ジョブを作成するときに、モデルセレクターツールで評価対象モデルのリストからカスタムモデルを選択します。

Amazon Q in AWS Supply Chain – インタラクティブな AI アシスタントである Amazon Q を使用して、AWS Supply Chain でサプライチェーンデータの分析を行い、サプライチェーンをより効率的に運用するためのインサイトを取得できるようになりました。Amazon Q は、データを詳しく調査することによってサプライチェーン関連の質問に答えることができます。この機能は、情報の検索に費やす時間を減らし、回答の取得を合理化して、サプライチェーン運用を改善します。

AWS のお知らせの詳細なリストについては、「AWS の最新情報」ページをご覧ください。

AWS のその他のニュース
以下は、皆さんが関心を持つと思われるその他のニュース項目と記事です。

新しい Amazon OpenSearch Service YouTube チャンネル – このチャンネルは、簡単なチュートリアルや厳選されたコンテンツに加えて、ログ分析、セマンティック検索、ベクトルデータベース、運用上のベストプラクティスなどのトピック別に分類されたプレイリストを提供します。また、今後のチャンネルコンテンツや OpenSearch Service ロードマップの方向性を左右するフィードバックを提供することもできます。ローンチ記事で詳細を確認して、Amazon OpenSearch Service YouTube チャンネルにサブスクライブしましょう。

Deploying Generative AI Applications with NVIDIA NIM Microservices on Amazon Elastic Kubernetes Service (Amazon EKS) – この記事では、Amazon EKS を使用して NVIDIA NIM マイクロサービスが含まれるポッドのデプロイをオーケストレーションし、すばやくセットアップできる最適化された大規模言語モデル (LLM) 推論を Amazon EC2 G5 インスタンスで実現する方法を説明します。また、Prometheus 経由でカスタムメトリクスを監視することによってポッドとクラスターの両方をスケールする方法と、Application Load Balancer を使用して負荷を分散する方法のデモも行います。

Instant Well-Architected CDK Resources with Solutions Constructs Factories – 新しい AWS Solutions Constructs ファクトリを使用して関数コールを一度実行するだけで、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3) バケットや AWS Step Functions などの適切に設計された AWS リソースを作成できるようになりました。これらのファクトリは、カスタマイズすることを可能にしながら、ユーザーに代わってすべてのベストプラクティス設定に対応します。サポートされているリソースのいずれかをデプロイする必要が生じたときは、Constructs ファクトリを使用してみてください。

今後の AWS イベント
カレンダーを確認して、これらの AWS イベントにサインアップしましょう。

AWS GenAI LoftAWS GenAI LoftAWS GenAI Loft は、テクノロジーを紹介するだけに留まらず、スタートアップ、開発者、投資者、および業界エキスパートが一堂に集まって交流する場も提供します。深いインサイトを得たい、または生成 AI の専門家から質問の回答を得たいと考えているかにかかわらず、GenAI Loft は皆さんのニーズに対応し、次のイノベーションの構築を開始するために必要な事柄のすべてを提供します。ロンドン (10 月 25 日まで)、ソウル (10 月 30 日~11 月 6 日)、サンパウロ (11 月 20 日まで)、およびパリ (11 月 25 日まで) で開催されるイベントにご参加ください。

AWS Community DayAWS Community Day – 世界中のエキスパート AWS ユーザーと業界リーダーがリードするテクニカルディスカッション、ワークショップ、ハンズオンラボが盛り込まれたコミュニティ主導のカンファレンスに参加しましょう。日程は、マルタ (11 月 8 日)、チリ (11 月 9 日)、およびインド、コーチ (12 月 14 日) です。

AWS re:Invent 2024AWS re:Invent – 12 月 2 日から 6 日にかけてラスベガスで開催される、毎年恒例のテクノロジーイベントの登録が開始されました。re: Invent 2024 では、生成 AI などの喫緊のトピックへの対応に関するお客様や AWS リーダーからの体験談を間近で聞くことができます。話題になること間違いなしの 5 つの基調講演で、新製品のローンチについて学び、デモを見て、舞台裏のインサイトを入手してください。

近日開催されるすべての対面イベントと仮想イベントを閲覧できます。

10 月 21 日週はここまでです。10 月 28 日週に再びアクセスして、新たな Weekly Roundup をぜひお読みください。

– Antje

この記事は、Weekly Roundup シリーズの一部です。毎週、AWS からの興味深いニュースや発表を簡単にまとめてお知らせします!

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