ポジション名:データセンターエンジニアリングオペレーション
社歴:約 1 年(インタビュー当時)

金融、官公庁を中心とした大規模システム構築を行っているシステムインテグレータに入社し、自社で開発したシステム向けに保有している数十棟のデータセンターを対象としたファシリティマネジメントに従事していました。新設するデータセンター向けの土地選定から構築、運用までの幅広いスキームに加え、建物の利活用戦略や予算の策定等、ビジネス面においても様々な経験をしました。

AWSのデータセンターは複数のチームにより運用されていますが、私が所属するData Center Engineering Operations (DCEO)は、データセンターの電気設備や空調設備等のファシリティ運用に関する責任を担っています。運用フェーズでは、電気設備や空調設備等のファシリティに対して24x7体制でリスク管理を行っており、構築フェーズでは、日々デリバリーされるサーバーラックの仕様に合わせたファシリティをタイムリーに準備する等、技術的な知識を利用してプロジェクトをマネジメントする機会が多くあります。たとえば、電気設備や空調設備のメンテナンスを計画する場合は、設備の状態がメンテナンス中にどのように遷移するかを考慮し、ファシリティレベルからラックレベルまで十分なリスク対策を行っています。また、運用に関して様々な基準がありますが、現状に満足することなく積極的に更新されており、AWSのデータセンターが日々進化している事を実感しています。

前職では、オンプレミス環境のデータセンターに関するファシリティマネジメントを行ってきました。その中で、大規模システムを保持するエンタープライズのお客様が続々とクラウドシフトしている事を体感していました。クラウドサービスには、世界を変えるポテンシャルが非常にあると感じています。今まで培ったデータセンターの知識を、クラウドサービスにおいて寄与したいという強い思いから、入社に至りました。

将来的には、クラウドシフトの波をファシリティの側面から促進するような、新しいデータセンターの構築ができる人材を目指しています。AWSは多国籍の人材や、多種多様なバックグラウンドを持つチームであり、個性的なメンバで構成されています。そして、それぞれの違いを認め合い、支えあうことで成長できる環境があると感じています。また、これはAmazon全体としても言えることですが、常にお客様の利益を中心に物事を考えることができます。このため、クラウドサービスのデータセンターという、エンドユーザー様からは遠い存在ではありながらも、お客様のための企画や改善を行う機会が数多くあります。これらの環境や機会を活用し、データセンターのエンジニアとしてステップアップしたいです。

AWSのデータセンターはその特性上、詳細な情報はほとんど公開されていません。しかしながら、ビジネスの拡大に伴ってAWSのデータセンターも急速に拡大しており、技術的な知識を活用した構築、運用を行う機会がしっかりとあります。毎日驚くほど色々な事がありますので、飽きることなく変化を楽しむことができます。また、Amazonには、私たちが成長できる多くの文化があります。たとえば、Our Leadership Principle (OLP) という原則があり、この原則は採用時だけではなく、小さな決断やフィードバックにも利用され、私たちのビジネスに根付いています。この原則のバー(レベル)を上げて、チームを共に成長させてみたい方、ぜひお待ちしています!